4: ◆QKyDtVSKJoDf[saga]
2017/10/29(日) 16:42:55.29 ID:c9/bqZoV0
ぼく「下の町で噂になってる魔女はぼくの姉です。町の人は魔女のことをとても美人でグラマラスと言ってませんでしたか?」
女戦士「そういえばそう言ってる人もいた。確かにお前はそういう風には見えないな」
ぼく「そりゃ見えないでしょうよ。まあいいです。そういうことなら上がってください」
5: ◆QKyDtVSKJoDf[saga]
2017/10/29(日) 16:43:29.14 ID:c9/bqZoV0
ぼく「姉は亡くなりましたが彼女の研究はぼくが受け継いでいるんです。ですので、ぼくとしてもあなたの不死性はとても興味があります」
女戦士「研究。町の人間が怪しげな術と言っていたやつか」
ぼく「甚だ不本意ですけどね。姉のしていた研究は至極真っ当な医術ですよ」
6: ◆QKyDtVSKJoDf[saga]
2017/10/29(日) 16:44:18.38 ID:c9/bqZoV0
ぼく「これが姉の肖像画です」
女戦士「え、なにこれ超かわいいし超おっぱい大きいじゃん。嘘だ、絶対盛ってるよこれ」
ぼく「失礼な。盛ってません。むしろ実物はもっと綺麗で可愛いです。これを描いた画家はへっぽこです」
7: ◆QKyDtVSKJoDf[saga]
2017/10/29(日) 16:44:57.96 ID:c9/bqZoV0
ぼく「そうですね。医術とは突き詰めれば『命を殺す術』。病気を治す薬も、見方を変えれば病原菌を殺す毒」
ぼく「良心が咎めるという点に目を瞑れば、何をしても死なないというあなたは新しい治療法を試すのにうってつけの被検体です」
ぼく「いいでしょう。出来るかどうかはわかりませんが、協力はします」
8: ◆QKyDtVSKJoDf[saga]
2017/10/29(日) 16:45:36.06 ID:c9/bqZoV0
女戦士の!! 『こんな死に方を今まで試してきたよ』のコーナー♪
9: ◆QKyDtVSKJoDf[saga]
2017/10/29(日) 16:46:18.18 ID:c9/bqZoV0
まだまだいくよ!
続・女戦士の!! 『こんな死に方を今まで試してきたよ』のコーナー♪
10: ◆QKyDtVSKJoDf[saga]
2017/10/29(日) 16:46:56.24 ID:c9/bqZoV0
女戦士「え〜と、あとね〜」
ぼく「もういいです。一回休憩」
女戦士「おや、顔色がすこぶる悪い」
11: ◆QKyDtVSKJoDf[saga]
2017/10/29(日) 16:47:33.06 ID:c9/bqZoV0
ぼく「というわけで、気分を紛らわせるために自慢の大浴場にやってきたのだった」
ぼく「大浴場なんていうと大げさだけど、それでも人間二人が入って十分に足を伸ばせるほどの広さがあるのだ」
ぼく「体にいい色んな薬草もお湯に浮かべてあるし、その泉質は有名温泉地にも引けをとらない自信がある」
12: ◆QKyDtVSKJoDf[saga]
2017/10/29(日) 16:48:08.60 ID:c9/bqZoV0
ぼく(朝になった。一晩じっくりと考えた結果、女戦士さんに色々と聞きたいことが出来たのでぼくは彼女を呼びに姉の部屋に向かう)
ぼく(元気よく出てきた彼女によく眠れたかと聞くと「口と鼻を塞いで寝たから果たして寝ていたのか死んでたのかわからん」とほざいたので怒鳴りつけた)
ぼく(いくら何でも姉の部屋で死亡実験を行うのはやめていただきたい)
13: ◆QKyDtVSKJoDf[saga]
2017/10/29(日) 16:48:38.44 ID:c9/bqZoV0
ぼく(ぼくは館を出て、少し歩いたところにある河原に立っていた)
ぼく(ごうごうと大きな音と共に舞い上がる水しぶきがぼくの頬を叩く。目の前には滝つぼがあった。ぼくの住む館は山の頂に近いところにある。少し歩けば、こうやって山肌を滑り落ちる滝があるのだ)
ぼく(女戦士さんはここにはいない。彼女はというと……)
14: ◆QKyDtVSKJoDf[saga]
2017/10/29(日) 16:49:08.49 ID:c9/bqZoV0
女戦士「どうだった?」
ぼく「ええ、まあ……すごかったです」
女戦士「気づいたら治ってるから、自分じゃよくわかんないんだよね。想像するに、けっこうえぐいシーンだったと思うけど」
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