10:名無しNIPPER
2017/10/26(木) 17:58:34.34 ID:asL/AF86O
【三船美優】
まゆさんと出会ってから、私たちは二人でよく遊びました。
彼女は年齢以上にしっかりとしたところと、逆に幼いところとがありました。
11:名無しNIPPER
2017/10/26(木) 17:59:40.59 ID:asL/AF86O
【P】
歳も変わった1月の中旬。世間ではセンター試験の日でした。
その日は本当に寒く、夜明け前から雪が降っていました。
12:名無しNIPPER
2017/10/26(木) 18:00:34.75 ID:asL/AF86O
【三船美優】
あれは忘れもしない、1月の中旬。センター試験の日でした。
夜明け前から雪が降る、非常に寒い日でした。それこそ、心までも凍えてしまいそうなほど・・・
13:名無しNIPPER
2017/10/26(木) 18:01:44.31 ID:asL/AF86O
【P】
私が再び気が付いたのは、病院のベッドの上でした。
美優さんが発見して、救急車を呼んでくれたそうです。
14:名無しNIPPER
2017/10/26(木) 18:03:17.44 ID:asL/AF86O
【三船美優】
Pさんは発見から2日後に意識を取り戻しました。
睡眠薬が入っていたので周りが遅くなったことと、毒が遅効性であったことが幸いしたそうです。
15:名無しNIPPER
2017/10/26(木) 18:04:28.73 ID:asL/AF86O
【P】
まゆはそれから毎晩、私のところへ来ました。
ただ、不思議なことに、同じように毎晩のように来ている美優と会うことはありませんでした。
16:名無しNIPPER
2017/10/26(木) 18:05:43.40 ID:asL/AF86O
【P】
翌日、私は芳乃のところへ行きました。
「やはり、わたくしの言った通りだったのでしてー。」
17:名無しNIPPER
2017/10/26(木) 18:06:49.06 ID:asL/AF86O
そのうち、まゆのすすり泣く声が聞こえてきました。
私は心が痛み、何度も玄関をあげて迎え入れたくなりましたが、その都度、芳乃の言葉と美優のことを思い出し、心を鬼にして、こらえました。
2時間ほど経ったでしょうか。まゆの声が消えていきました。
18:名無しNIPPER
2017/10/26(木) 18:08:01.38 ID:asL/AF86O
【三船美優】
仕事が始まってから1週間、Pさんは日に日にやつれていきました。
お医者様に行くように言っても、聞き入れてはもらえませんでした。
19:名無しNIPPER
2017/10/26(木) 18:09:00.83 ID:asL/AF86O
【P】
確かに、芳乃からもらった御守りの力は絶大で、まゆは部屋には入ってこれませんでした。
しかし、毎晩、玄関前で泣かれるので、私の疲労はどんどん溜まっていきました。
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