19:名無しNIPPER
2017/10/26(木) 18:09:00.83 ID:asL/AF86O
【P】
確かに、芳乃からもらった御守りの力は絶大で、まゆは部屋には入ってこれませんでした。
しかし、毎晩、玄関前で泣かれるので、私の疲労はどんどん溜まっていきました。
そして1週間が経ちました。
その日、美優は仕事が休みだったので、昼間から私の部屋に来ていたようでした。
仕事が終わり、部屋に戻ると、いつもより豪勢な夕食が出来ていました。
二人でそれを食べ、雑談をしました。
彼女には、どうしても、まゆの亡霊のことは話せずにいました。
妹のように大切にしてくれていた美優に、亡霊となって出てくるなどと、言えませんでした。
そして、「元気になってなければ病院に連れて行く」と言い、彼女は帰っていきました。
そして、その日の夜半頃・・・・
カツン・・・カツン・・・と足音が響き始めました。
私は仏像を拝もうと、机に向かいましたが、仏像が見当たりません。
必死になって探しましたが、どうしても見つかりません。
そうこうしているうちにも・・・
カツン・・・・カツン・・・・・
足音は近づいてきて・・・・
カツン
私の部屋の前で止まりました。
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