250: ◆Xz5sQ/W/66[sage saga]
2018/04/19(木) 19:35:17.67 ID:RL03X4Tj0
===
・ある日のことである。ご存知、765プロ事務所で怪しく笑う男が一人。
P「ふ、ふふふ! ふふふふふっ!!」
251: ◆Xz5sQ/W/66[sage saga]
2018/04/19(木) 19:37:07.96 ID:RL03X4Tj0
小鳥「ところでプロデューサーさん」
P「はい? ……なんです、その笑顔で差し出された右手」
252: ◆Xz5sQ/W/66[sage saga]
2018/04/19(木) 19:37:53.45 ID:RL03X4Tj0
P「まっ、構いませんけどね。俺と音無さんとの仲ですし」
P「いつもお世話になってるお礼にジュースでも奢ったと思いますよ」
253: ◆Xz5sQ/W/66[sage saga]
2018/04/19(木) 19:41:23.67 ID:RL03X4Tj0
===
一コマおしまい。副産物的に生まれたネタで、他に使い道もないからここで消化
254:名無しNIPPER[sage]
2018/04/20(金) 13:04:58.16 ID:M8p1T6KfO
万札は崩したが最後一瞬で消えるよね
255: ◆Xz5sQ/W/66[sage saga]
2018/04/21(土) 08:37:24.41 ID:SE5eH/sS0
【あるセレブとプロデューサーの話】
彼女はとても美しかった。立っているだけで華があった。
立ち振る舞いも優雅でしなやか、人を虜にしてしまう魅力を持ち、恋をさせるだけの力も持っていた。
256: ◆Xz5sQ/W/66[sage saga]
2018/04/21(土) 08:38:46.05 ID:SE5eH/sS0
さて、この二階堂千鶴という女性は実に見事なセレブだった。
用意されるゴージャスな意匠の衣装を着こなし、
どんな現場においても常に堂々とした態度で胸を張って、
257: ◆Xz5sQ/W/66[sage saga]
2018/04/21(土) 08:40:28.50 ID:SE5eH/sS0
当然、関係者の中には陰口を叩く輩も現れる。
「彼女だって気の毒なもんさ。やり手のプロデューサーと組めばもっと人気も出るだろうに」
258: ◆Xz5sQ/W/66[sage saga]
2018/04/21(土) 08:41:40.92 ID:SE5eH/sS0
===
ところが、だ。ここに公に出来ない秘密がある。
コツコツと積み重ねて来た二人の関係を根底からひっくり返しかねない程の。
259: ◆Xz5sQ/W/66[sage saga]
2018/04/21(土) 08:43:13.47 ID:SE5eH/sS0
本物と遜色のない艶と手触りを持った高品質なウィッグ。
人の肌により近いと謳われる最新型のシリコンボディ。
胸は豊満、腰はくびれ、ヒップもすこぶる魅力的。
260: ◆Xz5sQ/W/66[sage saga]
2018/04/21(土) 08:44:12.53 ID:SE5eH/sS0
そしてその顔は、何を隠そう件の二階堂千鶴に酷似していた。
当然だろう。わざわざ彼女にそっくりな人形を選んだのだ。
いや、正確にはそうなるよう男がオーダーしたのだから。
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