255: ◆Xz5sQ/W/66[sage saga]
2018/04/21(土) 08:37:24.41 ID:SE5eH/sS0
【あるセレブとプロデューサーの話】
彼女はとても美しかった。立っているだけで華があった。
立ち振る舞いも優雅でしなやか、人を虜にしてしまう魅力を持ち、恋をさせるだけの力も持っていた。
そうして、気の毒にも一人の男が恋に落ちた。
男は恋文の代わりに名刺を取り出しこう言った。
「突然ですが失礼します。アイドルに興味はありませんか?」
「それは……わたくしに言われたのでしょうか?」
「はい、是非、ウチの事務所に。貴女ならトップアイドルも夢じゃない!」
彼女、二階堂千鶴は驚きながらも誘いを受けた。
男はアイドルを育てるプロデューサー。
二人でアイドル界のトップを目指す、二人三脚の日々はこうして始まったのである。
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