107:名無しNIPPER[sage saga]
2017/10/27(金) 23:05:42.86 ID:/HpQC/z40
プリンツ「じゃあなんで自分からは事を進めるつもりがないのにあんな気を持たせるような関りをしたの?」
呂500「それともマックスさんの初心な反応を見て楽しんでいただけだとか?」
108:名無しNIPPER[sage saga]
2017/10/27(金) 23:11:01.61 ID:/HpQC/z40
目の前の艦娘たちから次々に指摘をされるが、なおも提督はぼそぼそと言い訳がましい言葉を紡ぐ。
はっきりしない提督の態度に業を煮やしついにビスマルクが机を叩いて身を乗り出す。
ビスマルク「さっきから『だって』とか『でも』とかモジモジと女々しい奴じゃのう!キンタマ付いとんのかおどれは!」ガタッ
109:名無しNIPPER[sage saga]
2017/10/29(日) 14:33:59.61 ID:mSFbP5Ew0
提督「・・・ああ、そうだ。臆病だったんだ自分は。なんとなくとはいえマックスの気持ちに気付いていながらはっきり言葉にせず、グダグダと誤魔化して!その上バレンタインなんかに浮かれてマックスを傷つけてしまったんだっ!」
そう言うと
ガツン!
110:名無しNIPPER[sage saga]
2017/10/29(日) 14:40:09.73 ID:mSFbP5Ew0
提督「もう遅いかもしれない、許してもらえないかもしれない、それでもちゃんとマックスに謝りたいんだ。みんなマックスがどこに行ったか心当たりはないか?」
先ほどまでの頼りない姿とは違い、目に光を宿した提督を見てレーベ達も表情を和らげる。
111:名無しNIPPER[sage saga]
2017/10/29(日) 22:53:24.35 ID:mSFbP5Ew0
水平線にかかる太陽を前にして一人海岸に座っている人影がある。
その小さな人影は冷たい北風が吹く中厚着もせず、水平線に沈みゆく夕日を眺めていた。
夕日に照られたマックスはもう何度目になるかわからない自問自答を繰り返していた。
112:名無しNIPPER[sage saga]
2017/10/29(日) 22:54:18.44 ID:mSFbP5Ew0
気にしないようにと思っても告白されたと嬉しそうに話す提督の姿が頭に浮かぶ。
彼はどうしてあんなことを言ったのか。
いや、わかっている。
所詮あの人と自分は上司と部下の関係、少しだけ仲が良かったに過ぎず恋慕の対象ではなかったということだ。
113:名無しNIPPER[sage saga]
2017/10/29(日) 22:57:11.78 ID:mSFbP5Ew0
提督の声、一緒の会話、食べた食事、過ごした時間・・・
提督との思い出が頭に浮かぶと目から何かが溢れそうになり、膝に顔を押し付けて抑える。
涙目になりながら、自分はクールなタイプだと思っていたがこんなにも落ち込みやすかっただろうか、と考える。
きっと変えられてしまったのだ
114:名無しNIPPER[sage saga]
2017/10/29(日) 22:58:20.58 ID:mSFbP5Ew0
提督「ここにいたんだねマックス」
115:名無しNIPPER[sage saga]
2017/10/29(日) 23:02:26.37 ID:mSFbP5Ew0
Z3「食事の誘いならお断りするわ。今日はそういう気分じゃないの」
素っ気なく突っ撥ねその場から立ち去ろうとするが、回り込んだ提督に進路を塞がれる。
116:名無しNIPPER[sage saga]
2017/10/29(日) 23:04:21.54 ID:mSFbP5Ew0
提督「マックス」
Z3「・・・・・・なに」
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