1:名無しNIPPER
2017/08/30(水) 18:35:58.24 ID:m+ATYmjb0
以前立てたものの、完結せず流してしまった作品です。
ストーリーの目途が立ったので再投稿したいと思います。
お付き合いください。
SSWiki : ss.vip2ch.com
2:名無しNIPPER[sage saga]
2017/08/30(水) 18:40:02.41 ID:m+ATYmjb0
提督「ふう・・・」
目を通し終えた書類をトントンと揃えて決済箱に入れる。
これで今日中にやっておかなければならない業務は全部片付いた。
3:名無しNIPPER[sage saga]
2017/08/30(水) 18:43:13.61 ID:m+ATYmjb0
コンコン
提督「ん、どうぞ」
4:名無しNIPPER[sage saga]
2017/08/30(水) 18:45:18.51 ID:m+ATYmjb0
Z3「どう、仕事は片付いた?」
提督「うん、たった今終わったところだよ」
5:名無しNIPPER[sage saga]
2017/08/30(水) 18:46:35.38 ID:m+ATYmjb0
Z3「ごちそうさま、今日もおいしかったわ」
提督「うん、お粗末様でした」
6:名無しNIPPER[sage saga]
2017/08/30(水) 18:47:44.91 ID:m+ATYmjb0
マックスの言葉を聞き安心したように提督は笑う。
提督「マックスは向こうではどんな料理が好きだったんだい?たまには君からリクエストを出してくれてもいいんだよ?」
7:名無しNIPPER[sage saga]
2017/08/30(水) 18:49:05.96 ID:m+ATYmjb0
提督「それにしても・・・もう何度目だっけ、この食事会は?」
Z3「私たちドイツ艦が来てからほぼ毎週やっているし、不定期のものも含めたら・・・30回以上は軽くやっているんじゃないかしら」
8:名無しNIPPER[sage saga]
2017/08/30(水) 18:50:21.39 ID:m+ATYmjb0
当時を思い出し懐かしそうにマックスは目を細める。
提督「次第にビスマル子、プリン、ろーちゃん、グラ子ときてその度に歓迎会を開いたっけ」
9:名無しNIPPER[sage saga]
2017/08/30(水) 18:51:24.71 ID:m+ATYmjb0
お互いに他愛ない話題を振り穏やかに笑い合う。
提督「最近は他のメンバーも参加しなくなって二人の食事会ばかりだね」
10:名無しNIPPER[sage saga]
2017/08/30(水) 18:52:08.95 ID:m+ATYmjb0
若干目が泳いでいるマックスを微笑ましく眺めながら提督は食器の片付けを進める。
てきぱきと洗い物を済ませると、日付を跨ぐ前にマックスを送り出す。
提督「部屋まで送らなくて大丈夫?」
11:名無しNIPPER[sage saga]
2017/08/30(水) 18:52:58.47 ID:m+ATYmjb0
Z3「提督、朝食の準備ができました」
提督「ああ、ありがとう。助かるよ」
12:名無しNIPPER[sage saga]
2017/08/30(水) 18:53:57.65 ID:m+ATYmjb0
提督「なんか最近は朝も昼もマックスの食事ばかり食べている気がするよ」
Z3「あら、私こそ夕食は提督が作ったものばかり食べている気がするわ」
13:名無しNIPPER[sage saga]
2017/08/30(水) 18:55:32.20 ID:m+ATYmjb0
〜着任当初〜
Z3「提督、朝食の準備ができました」
提督「ああ用意してくれたのかい、ありがとう・・・って」
14:名無しNIPPER[sage saga]
2017/08/30(水) 18:57:43.23 ID:m+ATYmjb0
提督「・・・っていうやりとりがあったじゃないか。覚えてないかい?」
Z3「ふふっ、思い出したわ。歓迎会という名目で執務もせずみんなでどんちゃん騒ぎをしたわね。あの時はまさかあなた本人が料理を作ってくれるとは思わなかったけど」
15:名無しNIPPER[sage saga]
2017/08/30(水) 19:27:32.53 ID:m+ATYmjb0
提督「今日は甘いものを作ってみました」
Z3「驚いた。あなたお菓子も作れるの」
16:名無しNIPPER[sage saga]
2017/08/30(水) 19:29:15.60 ID:m+ATYmjb0
提督「といっても家庭で作れる範囲のものだけどね。段々暖かくなってきたから今回は涼しげにチョコミントアイスにしてみたよ」
Z3「すごい。難しくはなかった?」
17:名無しNIPPER[sage saga]
2017/08/30(水) 19:31:01.14 ID:m+ATYmjb0
Z3「ああおいしい。火照った身体に染み入るわ」
提督「喜んでもらえたようでよかったよ。ミント系の香りを嫌がる人もいるから好みじゃなかったらどうしようかと思った」
18:名無しNIPPER[sage saga]
2017/08/30(水) 19:33:39.49 ID:m+ATYmjb0
そう言うとさっきまで自身が使っていたスプーンでアイスをすくい、おずおずとこちらへ差し出してくる。
その顔が赤く見えるのは差し込んでいる西日のせいだけではないだろう。
提督「えっ、いやっ・・・その・・・。い、いいのかい?」
19:名無しNIPPER[sage saga]
2017/08/30(水) 19:36:33.23 ID:m+ATYmjb0
提督「この出来なら上等だ。間宮アイスには敵わないだろうけど、少しでも君の疲れが癒せるのであればなによりだ」
Z3「ううん、間宮のよりもおいしいわ」
20:名無しNIPPER[sage saga]
2017/08/30(水) 20:02:22.03 ID:m+ATYmjb0
漣「ねーねーご主人様ってばー、海行きましょうよー。うーみーーー」
潮「だ、駄目だよぉ。お仕事中なんだから・・・」
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