115:名無しNIPPER[sage saga]
2017/10/29(日) 23:02:26.37 ID:mSFbP5Ew0
Z3「食事の誘いならお断りするわ。今日はそういう気分じゃないの」
素っ気なく突っ撥ねその場から立ち去ろうとするが、回り込んだ提督に進路を塞がれる。
提督「いや、食事の誘いなんかじゃない。マックスに謝らなければならないことがあってきたんだ。聞いてもらえないか」
Z3「なに?別にあなたはなにもしてないでしょう。なにを謝ることがあるというの」
提督「先ほどの執務室でのことだ」
Z3「っ・・・!」
嫌だ、聞きたくない。
そう思うが言葉は出ず、提督はそのまま話を続ける。
提督「告白に浮かれて君を傷付けてしまった」
Z3「やめて」
提督「言う必要のない、誰よりも言うべきではない人につまらない自慢話をしてしまった。本当にすまなかった」
Z3「やめて。そんな――」
そんなまるで自分が振られてショックを受けたような言い方は。
言葉は続かず涙声で声が詰まる。
ああ情けない、平静を装っていたのにこのザマだ。
やっぱり自分は相当弱くなってしまったらしい。
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