【進撃の巨人×異世界食堂】エレン「異世界食堂? なんだよそれ?」
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29: ◆kh6j.ZZqSk[sage saga]
2017/08/27(日) 23:05:23.20 ID:hVxqWr5Do
ハインリヒ「ふむ、彼等は一体……」

タツゴロウ「見た所、どうやら氷も塩も見た事が無いと言った様子だな、確かに気にはなるな……」

 彼等もまた、エレン達の姿に目が離せずにいた。
以下略 AAS



30: ◆kh6j.ZZqSk[sage saga]
2017/08/27(日) 23:07:47.13 ID:hVxqWr5Do
ハインリヒ「見た所君達は兵士の様だが、一体どこから来たのだ、その血と泥は、その奇妙な機械は一体……」

エレン「オレた……いや、私達は、ウォール・ローゼから来ました」

ミカサ「巨人達に襲われ、逃げ場を失っていた時、ここの扉を見つけ、飛び込んだ」
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31: ◆kh6j.ZZqSk[sage saga]
2017/08/27(日) 23:09:04.03 ID:hVxqWr5Do
ハインリヒ「ああ、ここは……七日に一度、不特定に空間にひずみが生じ、異世界と繋がるという不思議な店なんだ」

エレン「なあアルミン、異世界食堂って……」

アルミン「昔、コニーが言ってた、あの……」
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32: ◆kh6j.ZZqSk[sage saga]
2017/08/27(日) 23:10:10.53 ID:hVxqWr5Do
ハインリヒ「代金は私が支払おう、異世界の戦士達よ、ここで存分に休息を取ると良い」

アルミン「しかし……お気持ちは嬉しいのですが……その、私達には代価をお返しできる宛が……」

ミカサ「返せる宛も無いのに人に借りを作るなと、私達は親からそう教わった」
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33: ◆kh6j.ZZqSk[sage saga]
2017/08/27(日) 23:13:08.22 ID:hVxqWr5Do
ハインリヒ「……一つ、君達に問おう、今……君達が成すべき事はなんだ?」

エレン「……仲間の元に帰還し、我々の無事を報告する事です……」

ハインリヒ「それが分かっているのなら結構だ」
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34: ◆kh6j.ZZqSk[sage saga]
2017/08/27(日) 23:14:28.98 ID:hVxqWr5Do
ミカサ「そんな事、考えるまでもない……」

 アルミンの答えを待たずして、ミカサが自分の立体起動装置を外し、ハインリヒに手渡す。


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35: ◆kh6j.ZZqSk[sage saga]
2017/08/27(日) 23:16:04.11 ID:hVxqWr5Do
エレン「なあアルミン……もしここが異世界ってんなら……壁の中の人達をここに案内すれば、もう巨人を気にする必要なんてないんじゃないか?」

アルミン「それは僕も考えたんだけど……でも、数十万、数百万といる人類をみんなここに運ぶのって、きっと無理だと思う……」

ミカサ「私は反対……それは結局、巨人から逃げ出すと言う事になる、……なら、たとえ今が苦しくても、勝って道を切り開べきだと私は考える」
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36: ◆kh6j.ZZqSk[sage saga]
2017/08/27(日) 23:17:49.35 ID:hVxqWr5Do
アルミン「良い匂いだ……これは……肉? 肉を焼く匂いだね……」

エレン「今一瞬見えたけど、ありゃ何の肉だ? 分厚くて赤みがあって……見た事ねえぞ」

ミカサ「前に……訓練兵だった頃に見た覚えがある……サシャとコニーとキース教官の料理対決の時……」
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37: ◆kh6j.ZZqSk[sage saga]
2017/08/27(日) 23:19:09.71 ID:hVxqWr5Do
エレン(普通に考えれば簡単にわかる……こんな美味そうなもん、一生食えねぇってことぐらい……)


 一目で分かる、自分達が一生かかっても食べられない、圧倒的な存在感。

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38: ◆kh6j.ZZqSk[sage saga]
2017/08/27(日) 23:20:13.00 ID:hVxqWr5Do
ハインリヒ「まぁ、驚く気持ちも分かるが、まずは冷めないうちに是非食べてみてくれ……きっと口に合うと思うぞ」

エレン「い、いただきます」

 ハインリヒの言葉に息を飲み、各々がナイフとフォークで肉を切り分け、一口、それを口に運んでみる。
以下略 AAS



39: ◆kh6j.ZZqSk[sage saga]
2017/08/27(日) 23:22:34.38 ID:hVxqWr5Do
 ――それは、決して美味いと呼べる物ではなかった。




以下略 AAS



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