33: ◆ikbHUwR.fw[saga]
2017/08/29(火) 15:48:19.67 ID:a/BNsWng0
時刻は夜の11時半、そろそろ寝ようかと思い、明かりを落とそうとしたときだった。私は視界になにか、わずかな違和感を覚え、電灯のスイッチに伸ばした手を止めた。
きょろきょろと辺りを見回す。私の部屋だ。とても散らかっている、つまりいつも通りの私の部屋だ。
「うーん?」
34: ◆ikbHUwR.fw[saga]
2017/08/29(火) 15:49:37.64 ID:a/BNsWng0
――翌日
「杏ちゃん、夕美さん連れてきたにぃ」
「杏ちゃんおはよっ。影のこと、朝気付いてびっくりしちゃったよ」
35: ◆ikbHUwR.fw[saga]
2017/08/29(火) 15:51:12.46 ID:a/BNsWng0
きらりと夕美さんのふたりと別れ、何度か凛ちゃんとメールのやりとりをする。
凛ちゃんは宣材写真の更新をするために事務所内のスタジオで撮影をしているらしい。
私についてるコレは凛ちゃんのじゃないけど、一応行ってみようかな。
「杏! 私の影は!?」
36: ◆ikbHUwR.fw[saga]
2017/08/29(火) 15:52:50.06 ID:a/BNsWng0
「も、もりくぼの影はいったいどこに……?」
今のところ、私についてる影は持ち主不明、乃々ちゃんとまゆちゃんには影がない。
影が2つ足りてない。入れ替わるならともかく、ないというのはどういうことだろう? どこかに影を2つか3つつけてる人がいるのかな?
37: ◆ikbHUwR.fw[saga]
2017/08/29(火) 15:54:08.43 ID:a/BNsWng0
私は未央と乃々ちゃんと別れ、事務所を出た。
女子寮で歌鈴ちゃんを拾い、ふたりでまゆちゃんのいるカフェに向かった。
そこで歌鈴ちゃんについていた影をまゆちゃんに戻し、今度は歌鈴ちゃんが影なしになった。
……いまいち事態が進展してる気がしないな。着実に戻せてるはずなんだけど。
38: ◆ikbHUwR.fw[saga]
2017/08/29(火) 15:55:03.86 ID:a/BNsWng0
歌鈴ちゃんと別れ、再び事務所へと向かう。乃々ちゃんの影はまだみつかってないけど、私の考えが間違ってなければ、それはまだ事務所の中にいるはずだ。
「あ、杏さん。どうでしたか?」
事務所のエントランスに入ると、乃々ちゃんが駆け寄ってきた。
39: ◆ikbHUwR.fw[saga]
2017/08/29(火) 15:56:21.20 ID:a/BNsWng0
――翌日
「おいーっす」
「おはようございます双葉さん……少し、よろしいですか?」
40: ◆ikbHUwR.fw[sage]
2017/08/29(火) 15:57:21.90 ID:a/BNsWng0
終わりッス。
ありがとうございました。
41: ◆77.oQo7m9oqt[sage saga]
2017/08/29(火) 23:28:47.44 ID:3y5COwSS0
おじゃまします。
『そのナカミは?』
42:名無しNIPPER[sage saga]
2017/08/29(火) 23:29:29.67 ID:3y5COwSS0
*
「おー、雫ちゃん! 相変わらずスタイルいいねぇ!」
43:名無しNIPPER[sage saga]
2017/08/29(火) 23:30:39.43 ID:3y5COwSS0
*
実家が営む牧場の宣伝をしたくて、上京してアイドルになりました。
私は正直、あまり深く調べることもなくこの世界に飛び込みました。そんな無鉄砲な私を受け入れてくれた事務所は、とっても大きなところです。
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