女「犠牲の都市で人が死ぬ」 男「……仕方のないこと、なんだと思う」
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131:名無しNIPPER[saga]
2017/09/09(土) 23:09:45.02 ID:43vqk7Yd0
 ◇


 また一人、脱落者が現れた。一番だ。彼はなにも言わない。まるで三番をおいていったのを悔いているかのように。

以下略 AAS



132:名無しNIPPER[saga]
2017/09/09(土) 23:10:17.16 ID:43vqk7Yd0

 ◇

 次に膝をついたのは隊長だった。
 肩で担ごうとする二番を隊長自身が止める。
以下略 AAS



133:名無しNIPPER[saga]
2017/09/09(土) 23:20:05.01 ID:43vqk7Yd0
>>122
助かります


134:名無しNIPPER[saga]
2017/09/10(日) 21:41:24.26 ID:02n9Gv6p0
 ◇


「仮説を立ててみた」

以下略 AAS



135:名無しNIPPER[saga]
2017/09/10(日) 21:41:59.81 ID:02n9Gv6p0

「五百二だ」

 その数値は、僕のものよりも、卓也のものよりも低かった。
 ……どうやら二番の予想は的中してそうだ。
以下略 AAS



136:名無しNIPPER[saga]
2017/09/10(日) 21:42:30.93 ID:02n9Gv6p0
 ◇



 二番の予想は外れた。先に体調に影響が出たのは卓也のほうだった。僕は彼に肩を貸してやり、なんとか前に進んでいった。
以下略 AAS



137:名無しNIPPER[saga]
2017/09/10(日) 21:43:06.77 ID:02n9Gv6p0


 どさり、と倒れる自分の体。

卓也が隣では倒れている。
以下略 AAS



138:名無しNIPPER[sage]
2017/09/11(月) 07:43:55.21 ID:qJHVkTQho
おおう……



139:名無しNIPPER[saga]
2017/09/11(月) 22:54:04.90 ID:L2VEMbba0
ひどく体が重い。全身から熱が出ていく感覚。熱い、そして寒い。

 ……限界が近い。

 それでも前に進まなければならない。人の意思を背負っているから。死んだ人間の願いを担っているから。
以下略 AAS



140:名無しNIPPER[saga]
2017/09/11(月) 22:54:58.71 ID:L2VEMbba0
 ……ここで死ぬのだろうか?


141:名無しNIPPER[saga]
2017/09/11(月) 22:55:33.91 ID:L2VEMbba0

 なにもできていない、成せていない。現実的になにかをするのは無理だ。帰れたところでじき、力尽きる。決して彼女を救えない。なのに……僕はなにをやっているんだろう?
 徒労であることは理解していた。卓也に言った言葉はただの嘘だと、自分が一番よく分かっている。

「でも、人が死んだんだ」
以下略 AAS



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