18: ◆30lx83ehPU[saga]
2017/08/05(土) 22:16:40.84 ID:W2SDnvMcO
346プロダクションビル7階、会議室で上司のありがたいお言葉を頂戴していた第6芸能課プロデューサーの携帯が鳴った。
19: ◆30lx83ehPU[saga]
2017/08/05(土) 22:17:15.72 ID:W2SDnvMcO
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「やってくれたな」
20: ◆30lx83ehPU[saga]
2017/08/05(土) 22:17:41.90 ID:W2SDnvMcO
プロデューサーが部屋から出ると、2人のアイドルが待ち構えていた。
「おう、出迎えかボンバーマン」
「ウーマンだ」
21: ◆30lx83ehPU[saga]
2017/08/05(土) 22:19:01.28 ID:W2SDnvMcO
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「…と、言うわけでドアが吹き飛んで部屋の中身が消し飛んだだけだから安心しろ」
22: ◆30lx83ehPU[saga]
2017/08/05(土) 22:19:56.48 ID:W2SDnvMcO
「減給…だけか?しかもたったの2ヶ月!?」
「ああ、それだけだ。それと、以前の部屋の詳しい検査と内装の修繕が終わるまでは中庭のプレハブをお前の好きに使っていいらしい、作業はそこでやってくれ」
「…あ、ああ…」
23: ◆30lx83ehPU[saga]
2017/08/05(土) 22:21:30.57 ID:W2SDnvMcO
「…晶葉、ちょっと部屋の外で待っててくれ」
「…む…あ、ああ…」
プロデューサーにそう言われ、晶葉は素直に事務所から出て行った。
24: ◆30lx83ehPU[saga]
2017/08/05(土) 22:27:23.80 ID:W2SDnvMcO
「それは?」
「…それ、は……」
確かに泉は天才が嫌いだ。今回の事件は泉がスイッチを押したとはいえ、そんなものを用意した晶葉が悪いという会社側の考え側も筋は通っている。
25: ◆30lx83ehPU[saga]
2017/08/05(土) 22:27:59.70 ID:W2SDnvMcO
嫌い、だから?
だったらどうすればいいのだろう、妥協して表面上は仲良く取り繕うか、互いに分かり合うまで徹底的にぶつかり合うか。
答えが得られず、泉は頭を抱えた。
26: ◆30lx83ehPU[saga]
2017/08/05(土) 22:31:55.69 ID:W2SDnvMcO
「………む」
「……………」
扉のすぐ外で壁にもたれかかっていた晶葉と目があったが、泉は何も言わず目を逸らしてしまった。
27: ◆30lx83ehPU[saga]
2017/08/05(土) 22:32:48.79 ID:W2SDnvMcO
ビルの廊下を歩きながら、大石泉は考える。
さっきの問答の真意を。
28: ◆30lx83ehPU[saga]
2017/08/05(土) 22:34:03.20 ID:W2SDnvMcO
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「いや〜ありがとね〜、わざわざ運ぶの手伝ってもらって」
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