大石泉は天才が嫌いだった
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21: ◆30lx83ehPU[saga]
2017/08/05(土) 22:19:01.28 ID:W2SDnvMcO
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「…と、言うわけでドアが吹き飛んで部屋の中身が消し飛んだだけだから安心しろ」

「安心って…」

第6芸能課事務所で、2人は件の事故の損害についてプロデューサーから伝えられた。

「とはいってもまぁ、損害は損害だ。責任は取ってもらうことになる」
「……まぁ、当然だろうな」

いつもより低い声で池袋晶葉は言う。
傍若無人ではあるが、無責任な人間でないことは大石泉は理解していた。きっと晶葉は責任を背負い切るだろうし、もちろん泉自身もその覚悟は出来ていた。
しかし。

「池袋晶葉、2ヶ月間の減給だ。以上。」

彼女たちのプロデューサーは、いつもの軽い調子でそう言った。



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