266:名無しNIPPER[sage]
2017/09/14(木) 01:03:46.58 ID:q9cg5K/A0
新刊来月か…買わなくちゃ(使命感
…あの矛を再現するのも凄いけど、その長さだと輸送や連携に支障がでそうなw
まあ目的地に( T)を放り込んで、後は自由裁量ならいいんだろうけど
267: ◆vVnRDWXUNzh3[saga]
2017/09/14(木) 23:08:18.91 ID:IZ8XAPjH0
「…………最前線のど真ん中でいつものノリ出してないで戦闘に集中して下さい」
(メメФωФ)「マジごめんなさい」
( T)「命だけは助けて下さい」
268: ◆vVnRDWXUNzh3[saga]
2017/09/14(木) 23:19:43.64 ID:IZ8XAPjH0
“海軍”は所属する艦娘も人間も飛び抜けた精鋭揃いだが、組織の性質上その前には常に“少数”の2文字が付きまとう。今回の作戦に関しても、投入できた兵力は“海軍”にしては上出来だが潤沢には程遠い。
深海棲艦との圧倒的な物量差を踏まえれば、コラ湾の封鎖によって敵艦隊の浸透をある程度抑えられたとしてもどこかで限界は来る。故にムルマンスク防衛の最大の鍵は、投入されるロシア軍の主力部隊をいかに少ない損害で合流させるかにかかっていた。
('、`*川《ロシア輸送機隊、2S25 スプルートSDの投下を開始。落下傘開きます》
269: ◆vVnRDWXUNzh3[saga]
2017/09/15(金) 00:03:27.67 ID:6MJtYdP50
敵中での完全な孤立は艦娘、人間を問わず最も命取りになりかねない行為だ。当然猛者揃いの“海軍”でもそこは変わらず、万一起こってしまったときの命綱である通信関連機器は精度・強度何れにおいても何重もの品質チェックと利用テストが入ってようやく実装される。
勿論100%故障が有り得ないと断言をするつもりはないが、艦娘仕様の無線となると今述べた通り尚更考えづらい。
(メ*゚ー゚)「となると、青葉ちゃん自身に何かあった可能性は………」
270: ◆vVnRDWXUNzh3[sage saga]
2017/09/15(金) 00:51:28.91 ID:6MJtYdP50
(メメФωФ)「統合管制機、ベルゲンより出撃した敵の大規模航空隊は今どの位置まで迫っている?」
('、`;川《管制機よりCaesar、たった今大本営より連絡がありました》
心配するだけ無駄なキチガi………ゴホン、最上の信頼を置ける艦娘についてこれ以上考えても仕方ないと、通信を今度は管制機に繋げる。
271: ◆vVnRDWXUNzh3[saga]
2017/09/16(土) 09:07:27.46 ID:7vrOjZjGO
市街地の各所からは艦娘と深海棲艦双方が撃ち鳴らす艦砲射撃の轟音に混じり、時折それより遙かに軽い戦車の砲声が聞こえてくるようになった。しかもそれは時を追うごとに数を増やし、鳴り響く間隔は短くなっていく。
それらの音源がおそらくは、空挺戦車2S25 スプルートSD。小規模の艦娘戦力しか持たないロシア連邦軍が沿岸部機動防御の切り札として開発した最新鋭兵器である。配備開始は今年の春からで生産台数は決して多くないはずだが、砲火の量からして投入された数はおそらく50は下るまい。
空母艦娘が未だに配備されない中での敵航空隊迎撃に、精鋭部隊と新兵器の惜しげも無い投入。ムルマンスク死守に掛けるロシアの本気度が伺えた。
272: ◆vVnRDWXUNzh3[saga]
2017/09/16(土) 23:14:37.74 ID:7vrOjZjGO
undefined
273: ◆vVnRDWXUNzh3[saga]
2017/09/16(土) 23:16:53.27 ID:7vrOjZjGO
後方で補給を終えたらしき4機のF-35が、猛然と頭上を飛び去っていく。彼らが低空から上昇しつつミサイルを放つと、4発の銀槍は巨大な雷雲のように渦巻く敵艦載機の群に突き刺さり爆炎を上げる。
……持ち堪えてはいるが、此方の航空隊の弾薬補給が追いつかず徐々に波状攻撃の間隔が間延びしつつある。正面を食い止める火炎の壁についても、あと五分と撃ち続ければ三式弾は切れるはずだ。
ここにベルゲンからの臓増強部隊が到着すれば、間違いなく押し切られるな。
274: ◆vVnRDWXUNzh3[saga]
2017/09/17(日) 00:33:53.97 ID:g+HEhH2qO
狩りが、始まった。
『─────!!!?』
『『!??!?』』
275: ◆vVnRDWXUNzh3[saga]
2017/09/18(月) 23:12:45.12 ID:a0En00hS0
undefined
276: ◆vVnRDWXUNzh3[sage saga]
2017/09/18(月) 23:13:51.51 ID:a0En00hS0
三式弾と空対空ミサイルによる十字砲火で大きなダメージを負っていたとはいえ、未だ此方を遙かに上回る規模を保っていた敵の艦載機群。それを、かつて中国や太平洋の大空を舞ったレシプロ機が尋常ならざる数的不利を物ともせずに食いちぎり蹂躙する。
四分五裂した敵群体はムルマンスクの空から逃れようと試みた。F-35やA-10は友軍相撃を避けるため攻撃を停止して包囲網を解いており、三式弾も一時的に打ち止めとなっている。空間は広く空き、離脱軌道を取ることは難しくない。
が、ゼロ戦を始めとした帝国海軍が誇る名機達はそれを許さない。
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