119: ◆vVnRDWXUNzh3[saga]
2017/08/21(月) 12:35:31.86 ID:aNZmD83PO
銃声が響き、何メートルも離れた場所で雪交じりの土煙が上がる。火花が見えた路地脇の木の上に連射を浴びせると、ドラグノフ狙撃銃を抱えた人影が紅い軌道を残して地面に落下してきた。
(,,゚Д゚)「っふ」
駆け寄ってみると即死して居らず、一瞬腕が動いたのでナイフで胸をついておく。
120: ◆vVnRDWXUNzh3[saga]
2017/08/21(月) 12:48:10.53 ID:aNZmD83PO
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121: ◆vVnRDWXUNzh3[saga]
2017/08/21(月) 12:50:13.96 ID:aNZmD83PO
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122: ◆vVnRDWXUNzh3[saga]
2017/08/21(月) 12:52:01.26 ID:aNZmD83PO
《…………………………ハァアアア〜〜〜〜〜〜》
たっぷり15秒にわたる沈黙の後、無線機からはクソデカくクソ長いため息が聞こえてくる。込められた落胆と嫌悪の量はさながら夕飯がハンバーグだといわれてウキウキしていた子供が目の前にそうめんを出されたときのそれに匹敵し、そんな声を通信相手────ロマさんが出すことはかなり珍しい。
( ФωФ)《……それ本当か?見間違いとかじゃなくて?》
123: ◆vVnRDWXUNzh3[saga]
2017/08/21(月) 13:15:51.67 ID:aNZmD83PO
( ФωФ)《貴様がそいつを屍にした位置は?》
(,,゚Д゚)「ゲネラロヴァ通り六番地、道脇に潜んでいたところを木から撃ち落とした」
( ФωФ)《………ハァ〜〜》
124: ◆vVnRDWXUNzh3[saga]
2017/08/21(月) 16:30:15.62 ID:aNZmD83PO
訪れた沈黙は、コレで4回目。
だが、今回は今までの物とやや毛並みが違う。
(,,゚Д゚)「……准将殿、何か気になることでも?」
125: ◆vVnRDWXUNzh3[sage saga]
2017/08/21(月) 16:32:33.12 ID:aNZmD83PO
通信制限下&外回り中のダブルパンチの中でやるべきではなかったとやや後悔。
22:30辺りで再度更新します
126:名無しNIPPER[sage]
2017/08/21(月) 17:35:27.35 ID:5bUf0C500
乙
127: ◆vVnRDWXUNzh3[saga]
2017/08/21(月) 22:32:45.00 ID:hwimiDv60
やりがい満点の任務を新たに追加してくださった“海軍”准将殿は、「以上である」と慈愛に満ちたお言葉を残して通信を終えた。
椅子に座りすぎてイボ痔になれ。
( ゚∋゚)「………【Caesar】はなんと?」
128: ◆vVnRDWXUNzh3[saga]
2017/08/21(月) 22:42:51.53 ID:hwimiDv60
身を伏せた薪の山の陰から、僅かに顔を出してじっくりと現れた部隊を観察する。服装は全員先程射殺した狙撃手(笑)と同じ白を基調とした迷彩服で、口元をスカーフやターバンで隠しているという点も一致する。唯一指揮官と思われる男だけは首から上にベレー帽以外の物を身につけておらず、聞こえてくる言葉の意味は解らないものの見るからに尊大な態度で唾を飛ばしながら尊大に周囲の兵士達を怒鳴り散らしていた。
(,,゚Д゚)(見れば見るほどひでぇな)
武装兵の数はおよそ60人前後と言ったところか。荷台から路上に降りたのはいいが動作は一人残らず酷く緩慢で、AK47を主力とした火器も構えているのではなくただ持っていると言った方がただしい。
129: ◆vVnRDWXUNzh3[saga]
2017/08/21(月) 23:12:17.59 ID:hwimiDv60
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