ある門番たちの日常のようです
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123: ◆vVnRDWXUNzh3[saga]
2017/08/21(月) 13:15:51.67 ID:aNZmD83PO
( ФωФ)《貴様がそいつを屍にした位置は?》

(,,゚Д゚)「ゲネラロヴァ通り六番地、道脇に潜んでいたところを木から撃ち落とした」

( ФωФ)《………ハァ〜〜》

三度目のため息。時間は短かったが、込められた落胆の量は寧ろ今までより多く思えた。
  _,
(,,゚Д゚)「今の内容にそんなにガッカリすること含まれてたか??」

( ФωФ)《武装ゲリラとはいえ仮にも軍事組織の“軍服”組が、それも若年とは言え狙撃手がその程度の質という時点で恐らく輪を掛けて碌な集団ではない。ましてやゲネラロヴァ通りは鎮守府から三キロと離れておらん、重要地点に配置される戦力としてはあまりに粗末に過ぎる。

せいぜい下請けの下請けの下請けだろう。そんな泡沫組織潰したところで、奴等全体からすれば爪の先程の痛手にもならんのである》

(,,゚Д゚)「……あぁ」

この人の頭の回転の速さは尋常じゃない。1の情報から10を知り、10の材料で100を作るだけの力を杉浦六真は持っている。

だからこそ自衛隊の方ではその能力を危険視され、疎まれてあの地位に留められたのだが。各国の常備軍と“海軍”の両方に属している人間は上層部を中心に結構な数が居るが、表の軍階級と“海軍”での階級がこれほど乖離しているのは恐らくロマさんぐらいだろう。

( ФωФ)《まぁ、その泡沫組織にムルマンスクが制圧されたのは事実である。引き続き鎮守府の奪還と──…………》


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