18:名無しNIPPER[sage]
2017/07/30(日) 18:22:01.46 ID:rbdPa2c80
ガヴリール「ん、うまい。冷たくて最高」
ヴィーネ「生き返るわね」
19:名無しNIPPER[sage]
2017/07/30(日) 18:23:18.79 ID:rbdPa2c80
かき氷を食べ終えた私たちは、窓から見える夏の空を眺めている。会話は途切れていた。
室内を支配する熱は朝よりも随分と増して、流れ落ちる汗の量も同様に増している。
髪が首筋に張り付いて気持ちが悪い。不快感は募る一方だった。
20:名無しNIPPER[sage]
2017/07/30(日) 18:24:06.71 ID:rbdPa2c80
ヴィーネ「眠たい?」
ガヴリール「ちょっとだけ」
21:名無しNIPPER[sage]
2017/07/30(日) 18:25:11.81 ID:rbdPa2c80
ヴィーネ「行くけど、この体勢といていい?」
ガヴリール「名残惜しいな〜。うーん…」
22:名無しNIPPER[sage]
2017/07/30(日) 18:26:07.69 ID:rbdPa2c80
ガヴリール「よしヴィーネ、行ってよし」
ヴィーネ「はいはい…」
23:名無しNIPPER[sage]
2017/07/30(日) 18:27:02.06 ID:rbdPa2c80
ヴィーネ『髪ゴム洗面台の前に置いてあるから』
ガヴリール「サンキュ」
24:名無しNIPPER[sage]
2017/07/30(日) 18:28:05.23 ID:rbdPa2c80
風呂に浸かる前に、とりあえず汗を流そうとする。
ガヴリール「あ、ヴィーネ」
25:名無しNIPPER[sage]
2017/07/30(日) 18:29:16.45 ID:rbdPa2c80
この暗がりが意味をなさないほど、お互いの顔が赤く染まっていることがわかった。
そこからは無言で髪を洗ってもらい、身体の方は拒否されたので自分で洗って風呂へ入った。髪はヴィーネにくくってもらった。
背中合わせで、私たちは言葉を交わす。普段触れ合わない肌の感触に、艶めかしさを感じる。
26:名無しNIPPER[sage]
2017/07/30(日) 18:31:02.84 ID:rbdPa2c80
ガヴリール「…今日は、色々ありがと」
ヴィーネ「突然どうしたの」
27:名無しNIPPER[sage]
2017/07/30(日) 18:32:10.98 ID:rbdPa2c80
私たちは着替えて、髪を乾かして、またリビングで窓から見える空を眺めていた。
少し冷えた身体に扇風機が運ぶ生ぬるい風が当たると、妙に心地よかった。
今度はヴィーネが、私に寄りかかっていた。
28:名無しNIPPER[sage]
2017/07/30(日) 18:36:15.49 ID:rbdPa2c80
ヴィーネ「ガヴ」
ガヴリール「なに?」
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