ガヴリール「クーラが壊れた」
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27:名無しNIPPER[sage]
2017/07/30(日) 18:32:10.98 ID:rbdPa2c80

 私たちは着替えて、髪を乾かして、またリビングで窓から見える空を眺めていた。
 少し冷えた身体に扇風機が運ぶ生ぬるい風が当たると、妙に心地よかった。

 今度はヴィーネが、私に寄りかかっていた。

ヴィーネ「お昼、何食べたい?」

ガヴリール「んー、そうめん」

ヴィーネ「わかった。もう少ししたら準備するね」

ガヴリール「手伝う」

ヴィーネ「ありがと」

 示し合わせるような、間接的な意思の疎通。私たちは何も気づいていないふりをするし、もしかしたら本当に何も気づいてはいないのかもしれない。半無重力な私たちは、正解を遠ざける。

 それは愚かな事であると共に、幸せであるのだろう。


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