175: ◆vfNQkIbfW2[saga]
2017/07/24(月) 20:03:20.95 ID:/klkWS9/O
食堂には長椅子が三つ並んでおり、食事をしている人は誰もいなかった。天井のステンドグラスが月光を浴びて、淡い七色の輝きを帯びる。古い修道院にしては、素敵な演出だ。
修道女「先にお金を頂きます。金貨3枚です」
吟遊詩人「あの〜、銀貨ではダメ?」
176: ◆vfNQkIbfW2[saga]
2017/07/24(月) 20:43:53.07 ID:/klkWS9/O
吟遊詩人(うう、マズいなぁ。ヘドロを寒天で固めたような味と食感だ。人はこんなにマズいスープを作れるのか……)
修道女「どうですか、お味は」
吟遊詩人「お、おいしい……」
177: ◆vfNQkIbfW2[saga]
2017/07/24(月) 22:52:10.32 ID:iQKTjuYY0
修道女「いいえ、そんなことをしても無駄です」フルフル
ぷにぷに君の嗅覚は犬の数倍鋭く、土の匂いと男の匂いを嗅ぎ分けてしまうのだという。
吟遊詩人「そんな……それじゃ、どうやっても待つのは死あるのみではないですか」
178:名無しNIPPER[sage]
2017/07/24(月) 22:55:42.17 ID:DU52tGO0o
女になっちゃえばいいんです
179:名無しNIPPER[saga]
2017/07/24(月) 23:08:44.32 ID:iQKTjuYY0
修道女「女になっちゃえばいいんです」
吟遊詩人「……は?」
修道女「たしか厨房に肉切り包丁があったんですよね。アレで詩人さんのアレをちょん切ってしまえばよろしいかと」
180: ◆vfNQkIbfW2[saga]
2017/07/24(月) 23:29:01.30 ID:iQKTjuYY0
修道女「お互い、命があれば城の前で再会しましょう」
吟遊詩人「はいッ!」
修道女「最後に、ひとつだけ。ありがとうございます」
181:名無しNIPPER[sage]
2017/07/24(月) 23:38:33.05 ID:cJ9weWx60
ぷにぷになのにカチカチで君なのに♀なのか…
182: ◆vfNQkIbfW2[saga]
2017/07/24(月) 23:42:44.59 ID:iQKTjuYY0
〜宿屋〜
吟遊詩人「あのシスターは死んでしまったのか……」
宿屋の一室、全裸の青年が悶々と窓の外を眺めていた。
183:名無しNIPPER[sage]
2017/07/24(月) 23:43:41.33 ID:XMWrWA+LO
逆上がり
184:名無しNIPPER[sage]
2017/07/24(月) 23:44:16.28 ID:XoiJYjd+O
甦れ
185:名無しNIPPER[sage]
2017/07/24(月) 23:45:27.18 ID:cI4zs622O
我が命を贄として
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