182: ◆vfNQkIbfW2[saga]
2017/07/24(月) 23:42:44.59 ID:iQKTjuYY0
〜宿屋〜
吟遊詩人「あのシスターは死んでしまったのか……」
宿屋の一室、全裸の青年が悶々と窓の外を眺めていた。
あの後、朝陽が昇るまで城の前で待ってみたが、シスターが姿を見せることは無かった。
ぷにぷに君に背骨を打ち砕かれて死んでしまったのか。
吟遊詩人「僕のせいだ……。僕が泊まりに訪れたから、彼女は死んでしまったんだ」グス
自分を責めても、状況が変わらないのは分かっている。
ぷにぷに君を討っても、修道女が戻らないのは分かっている。
なら、自分にできることとは。
吟遊詩人「詩を作ることだ。この悲しみと喪失感を詩にするんだ」
こうして修道女を悼む詩が完成した。
吟遊詩人「奏でるか……」ポロン
おお聖女よ 私を赦し給え
>>182できなかった私を赦し給え
別れ際に見た貴女の微笑みを
私は生涯忘れぬだろう
嗚呼 >>183
嗚呼 >>184
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