13:名無しNIPPER[saga]
2017/07/13(木) 00:12:33.49 ID:bX2YxMIQo
「……あなたが優しげな目でそれを眺めていると、彼女は目を覚まします」
「あなたの視線と目覚めた少女の視線が混じり合います」
「花が綻ぶような穏やかな笑みをあなたに向ける少女」
「『おはよう』、とどちらともなく交わされる言葉」
14:名無しNIPPER[saga]
2017/07/13(木) 00:13:38.03 ID:bX2YxMIQo
一旦ここまで。
おやすみん。
15:名無しNIPPER[saga]
2017/07/13(木) 23:20:20.29 ID:bX2YxMIQo
俺の目前には一人の少女(仮)がぺたりと女の子座りをしている。
先ほどの騒動のせいで、まだひいていない汗を滲ませているせいか、額に張り付いた銀の髪。
その身に纏う淡い桜色をしたゆったりとした造りの薄手のパジャマはやや乱れている。
16:名無しNIPPER[saga]
2017/07/14(金) 00:40:33.02 ID:RQ0ZkmdMo
「ちなみに、ちなみになんですけど。わたしが抱きついてて、どきどき、しましたぁ?」
頬に僅かに紅を湛えてイヴは照れくさそうにしている。
「暑苦しくて悪夢が見れたよ」
17:名無しNIPPER[saga]
2017/07/14(金) 01:25:52.67 ID:RQ0ZkmdMo
「その、あなたの腕は、……抱いてて、良かった、ですよ?」
呆れたようにじとっとした視線を送り返してやると、イヴは誤魔化すようにそう言った。
……しかし、これがなんの慰めになるというのか。
18:名無しNIPPER[saga]
2017/07/14(金) 01:27:28.82 ID:RQ0ZkmdMo
「あの、大丈夫ですか。お顔が真っ赤ですけど」
「ほっといてくれ」
辛うじてその一言だけ絞り出して、俺は黙り込む。
イヴはそんな俺を見て首を傾げる。
19:名無しNIPPER[saga]
2017/07/14(金) 01:33:18.09 ID:RQ0ZkmdMo
一旦ここまで。
唾液はご褒美
20:名無しNIPPER[sage]
2017/07/14(金) 02:06:16.47 ID:NztXLMkpo
このイヴはブリッツェン入ってるな
21:名無しNIPPER[sage]
2017/07/14(金) 02:56:35.22 ID:1vQ5kXKEo
ナチュラルにいちゃつきおってからに
22:名無しNIPPER[saga]
2017/07/16(日) 09:56:44.86 ID:cbS6VJg5o
白銀の髪の束が踊る。
ゆらゆら、と。
なぜか。
それは、彼女が恥ずかしがるように、あるいは悶えるように腰を左右に揺らすからである。
23:名無しNIPPER[saga]
2017/07/17(月) 01:03:47.70 ID:6aS5L05Wo
「あぢぃ」
この糞暑い中でこんなべったりとくっついてんの、いい加減、しんどい。
縋り付くイヴを強引に引きずりながら俺は歩き始めた。
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