15:名無しNIPPER[saga]
2017/07/13(木) 23:20:20.29 ID:bX2YxMIQo
俺の目前には一人の少女(仮)がぺたりと女の子座りをしている。
先ほどの騒動のせいで、まだひいていない汗を滲ませているせいか、額に張り付いた銀の髪。
その身に纏う淡い桜色をしたゆったりとした造りの薄手のパジャマはやや乱れている。
彼女、イヴ・サンタクロースはへにゃり、とだらしない笑みを浮かべ、口を開いた。
「……んへへぇ。おはようございますぅ」
イヴは、ぐにゃり、と首を勢いよく下げて一礼。
そして、にこにこと、笑んだままなぜかこちらにどこか期待を乗せたような瞳を向けてくる。
ふぅ、と俺は息を吐き。俺もぼやくように一つ。
「……おはよ」
イヴは俺のぶっきらぼうな言葉に僅かに目を細めて応える。
「……んふふ。うん、うん。えへへぇ」
どこか満足気に、楽しくて堪らないというように笑うイヴ。
まるで意味が分からなかった。
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