54:名無しNIPPER[saga]
2017/07/10(月) 23:17:30.39 ID:otTlPJINo
そんな感じで歩いていって、公園までは10分くらいで到着しました。
ここからはランニングコースを走ります。
私のやる気が一歩間違えると、プロデューサーさんがランニングを嫌いになっちゃいます。
55:名無しNIPPER[saga]
2017/07/10(月) 23:17:56.73 ID:otTlPJINo
今度は目線を上げて、プロデューサーさんの顎に触れます。
目を合わせるには少し届かないけど、プロデューサーさんの顔がすぐ近くにあります。
こんなにマジマジとお顔を見たこと、そういえばなかったな。
56:名無しNIPPER[saga]
2017/07/10(月) 23:18:22.58 ID:otTlPJINo
「えーっと。……こんな感じで走れば大丈夫?」
「は、はいっ。あっ。あと1つだけ」
57:名無しNIPPER[saga]
2017/07/10(月) 23:18:51.65 ID:otTlPJINo
「悠貴は、毎朝走ってるんだもんなぁ。ホントすごいよ」
そんなことないですよ、Pさんの横に並びながら答えます。
58:名無しNIPPER[saga]
2017/07/10(月) 23:19:26.12 ID:otTlPJINo
いつもよりゆったりとしたペースは、おしゃべりには最適です。
部活のアップでみんなとお喋りしながらだらだらと走る日常を、ふと思い出します。
59:名無しNIPPER[saga]
2017/07/10(月) 23:19:53.27 ID:otTlPJINo
――――――
―――
2人並んだランニングは、あっという間にゴールを迎えました。
60:名無しNIPPER[saga]
2017/07/10(月) 23:20:19.28 ID:otTlPJINo
こうやって足を伸ばすと、ここのストレッチになるんですよ。
そこをマッサージすると、疲労が溜まりにくいんです
そんなことを話しながら、走った後の身体を落ち着かせていきます。
61:名無しNIPPER[saga]
2017/07/10(月) 23:20:46.06 ID:otTlPJINo
楽しかった時間もそろそろお終いです。
もっと一緒にいたいのにっ。
そんなことを思ってると、プロデューサーさんが声を掛けてくれます。
62:名無しNIPPER[saga]
2017/07/10(月) 23:21:12.06 ID:otTlPJINo
「そうだ。演技、何か掴めたか? 泰葉が相談されましたーって報告に来たよ」
「えっ。えっと、あの、どんな相談……だったかは聞いてたりとか、しますかっ?」
63:名無しNIPPER[saga]
2017/07/10(月) 23:21:39.93 ID:otTlPJINo
ずっと聞きたかったことを、勇気を出して聞かないと。
「あのっ。……Pさんは、恋ってしたことありますかっ」
64:名無しNIPPER[saga]
2017/07/10(月) 23:22:11.57 ID:otTlPJINo
「んー、確か幼馴染の子がいてな、付き合いが長いからか一緒にいて心地良かったんだ」
「それで、あぁ、この子のところが自分の居場所になってるんだなって分かった時に、
やっぱり好きなんだなって、恋なんだなって気づいたんだ」
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