乙倉悠貴「追い風が恋を連れてくる」
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65:名無しNIPPER[saga]
2017/07/10(月) 23:22:41.41 ID:otTlPJINo

「しかし、またどうしてそんなことを聞きたくなったんだ?」


プロデューサーさんは不思議そうな顔をしました。
以下略 AAS



66:名無しNIPPER[saga]
2017/07/10(月) 23:23:07.61 ID:otTlPJINo

「ふふっ、私はプロデューサーさんといると楽しくて、笑っちゃいますっ」


普段ずっと思っていることを正直に伝えてみる。
以下略 AAS



67:名無しNIPPER[saga]
2017/07/10(月) 23:23:41.89 ID:otTlPJINo

「やっぱりこの機会に少し運動しようかなぁ」とプロデューサーさんがつぶやきます。

「ホントですかっ! そしたら毎朝一緒に走りましょうっ」

以下略 AAS



68:名無しNIPPER[saga]
2017/07/10(月) 23:24:17.77 ID:otTlPJINo

私が好きなことを、ちょっとだけ分かってもらえた気がして。
同じことを好きになってもらえるような気がして。

たったそれだけのことが嬉しくて、ドキドキします。
以下略 AAS



69:6. 手のひらを重ねて[saga]
2017/07/10(月) 23:24:50.60 ID:otTlPJINo



紫陽花が綺麗に咲く頃。
ドラマの撮影はもう終盤に入ってきました。
以下略 AAS



70:名無しNIPPER[saga]
2017/07/10(月) 23:25:17.17 ID:otTlPJINo

撮影の度に待ち合わせてくれたり、ランニングに付き合ってくれたり。

今までが特別だったんだって分かっています。
分かっているはずなんです。
以下略 AAS



71:名無しNIPPER[saga]
2017/07/10(月) 23:26:15.41 ID:otTlPJINo

「悠貴ちゃん、今日はおしまい! お疲れ様でしたー!」


スタッフさんの大きな声で現実に戻されました。
以下略 AAS



72:名無しNIPPER[saga]
2017/07/10(月) 23:26:45.51 ID:otTlPJINo

プロデューサーさんが現場に来てくれなくなってから、
撮影が終わったという報告をすれば、直帰してもいいと言われています。

スマートフォンからプロデューサーさんの連絡先を探して。
以下略 AAS



73:名無しNIPPER[saga]
2017/07/10(月) 23:27:13.60 ID:otTlPJINo

ビニール傘をくるくる回して、らしくないなぁなんて笑います。
お仕事はこんなに上手くいってるのに。

でも、いつまでも、うじうじしてはいられませんっ。
以下略 AAS



74:名無しNIPPER[saga]
2017/07/10(月) 23:27:40.15 ID:otTlPJINo

そう思ったら、この雨の道も悪くありません。
今日はちょっと元気がないだけ。
また明日から頑張るために、元気を貰いにいくだけなんだと。

以下略 AAS



75:名無しNIPPER[saga]
2017/07/10(月) 23:28:10.50 ID:otTlPJINo

――――――
―――

「ただいま戻りましたー」
以下略 AAS



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