乙倉悠貴「追い風が恋を連れてくる」
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54:名無しNIPPER[saga]
2017/07/10(月) 23:17:30.39 ID:otTlPJINo

そんな感じで歩いていって、公園までは10分くらいで到着しました。

ここからはランニングコースを走ります。
私のやる気が一歩間違えると、プロデューサーさんがランニングを嫌いになっちゃいます。
それだけは、それだけはイヤです。


「今からこのランニングコースを走りましょうっ!」

「分かった。とりあえずは腕振りだけ気にしてればいいかな?」

「うーんと……Pさん、ちょっと背筋ピッと伸ばして立ってくださいっ」


Pさんをその場に立たせると、正面に回って、プロデューサーさんの腰の部分に触れます。


「ちょっとっ。悠貴!?」

「まず、腰ができるだけ高い位置にあるといいですよっ。こんな感じですねっ」

「それから、顎をちょっと引いて――」


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