10: ◆U.8lOt6xMsuG[sage saga]
2017/06/22(木) 21:40:10.33 ID:Tu9HjCgo0
本格的に惚れたのは、初ライブの後。楽屋にねぎらいの言葉をかけに行ったときに目に入った彼女の涙。
『な、泣いてねーし☆』
11: ◆U.8lOt6xMsuG[sage saga]
2017/06/22(木) 21:40:34.67 ID:ys67cGWM0
―・―・―
シャワーを浴びながら、さっきのキスのことを思い出しては頭を抱える。恥ずかしすぎる。それに今、はぁとの家にプロデューサーがいるということが信じられない。
12: ◆U.8lOt6xMsuG[sage saga]
2017/06/22(木) 21:40:57.14 ID:Tu9HjCgo0
「冷たかった…」
ようやくちょうどいい温度に戻ってきた。
13: ◆U.8lOt6xMsuG[sage saga]
2017/06/22(木) 21:42:20.35 ID:8OABDCgr0
そんなはぁとの思い人が、今この家にいて、そしてこれから…。
とたんに恥ずかしさというか、ボカッとした感情がはぁとを襲った。そうだよな、うん。このシャワータイムが終わった後は、アレだし、はぁとが誘惑したんだし…。
14: ◆U.8lOt6xMsuG[sage saga]
2017/06/22(木) 21:43:41.83 ID:8OABDCgr0
―・―・―
シャワーの音が止まる。程なくして、パジャマ姿で髪を下ろしたはぁとさんが寝室へとやってきた。
15: ◆U.8lOt6xMsuG[sage saga]
2017/06/22(木) 21:44:58.14 ID:8OABDCgr0
「んっ…」
さっきよりも、長い時間唇を合わせる。
16: ◆U.8lOt6xMsuG[sage saga]
2017/06/22(木) 21:45:27.79 ID:8OABDCgr0
「…プロデューサー」
心さんの瞳は、俺の姿が映り込むほどに透き通っていて、吸い込まれそうで。互いに見つめ合った。
17: ◆U.8lOt6xMsuG[sage saga]
2017/06/22(木) 21:45:58.68 ID:8OABDCgr0
―・―・―
朝日が寝室に差し込む。
18: ◆U.8lOt6xMsuG[sage saga]
2017/06/22(木) 21:46:35.30 ID:8OABDCgr0
「…美味しいです」
「ありがと」
19: ◆U.8lOt6xMsuG[sage saga]
2017/06/22(木) 21:47:05.29 ID:8OABDCgr0
「ごちそうさまでした」
「お粗末様でした」
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