18: ◆U.8lOt6xMsuG[sage saga]
2017/06/22(木) 21:46:35.30 ID:8OABDCgr0
「…美味しいです」
「ありがと」
私が作った朝ご飯…といっても、ご飯と味噌汁と目玉焼きだけの簡単なものだけど、彼は美味しそうにそれを食べる。
「…心さんは、食べないんですか?」
美味しそうに食べる彼の姿を眺め続けて、自分が食べるのを忘れていた。慌てて箸を持ち、自分の料理に口をつける。自画自賛になってしまうけど、確かに美味しい。
「いやー…なんかこうやってると…新婚、みたいじゃない?」
「…確かに、そうかもしれませんね」
「お、もらっちゃう?私をお嫁に?」
「ええ、いつかはそうしたいですね」
軽い冗談だったのに、返された。急のこと過ぎて言葉に詰まってしまう。顔ニヤけてない?大丈夫?
「…顔めっちゃにやけてますよ」
大丈夫じゃなかった。
25Res/20.58 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20