163:名無しNIPPER[saga]
2017/06/20(火) 03:03:04.34 ID:smyUCZOA0
千歌「そう、そうです。梨子ちゃんは『もしもピアノが弾けてたら』って……。私が会った『梨子ちゃん』はコンクールでピアノを弾いていました」
ダイヤ「そして千歌さんは、お父様が家にいるという『曜さん』に会った」
164:名無しNIPPER[saga]
2017/06/20(火) 03:03:41.51 ID:smyUCZOA0
千歌「本当に、そうなのかな……」
ダイヤ「千歌さん?」
165:名無しNIPPER[saga]
2017/06/20(火) 03:04:24.60 ID:smyUCZOA0
ダイヤさんはしばらく顎に手をあてていたが、やがて小さく呼びかけてきた。
166:名無しNIPPER[saga]
2017/06/20(火) 03:05:36.31 ID:smyUCZOA0
千歌「どうして……?」
ダイヤ「胡蝶の夢。わたくしはこの話を聞くたび、思うのです」
167:名無しNIPPER[saga]
2017/06/20(火) 03:07:08.41 ID:smyUCZOA0
ダイヤ「『ルビィのことを応援するように』そう、言われました」
ダイヤ「わたくしは、スクールアイドル部を存続させる道を選びました。ルビィが入学した後、大好きなアイドルを始めることができるように、と」
168:名無しNIPPER[saga]
2017/06/20(火) 03:07:44.63 ID:smyUCZOA0
◇―――――◇
169:名無しNIPPER[saga]
2017/06/20(火) 03:08:27.17 ID:smyUCZOA0
ルビィ「……」
ルビィちゃんはしばらく無言でポスターを眺めていた。
170:名無しNIPPER[saga]
2017/06/20(火) 03:09:01.83 ID:smyUCZOA0
花丸「る、ルビィちゃん……?」
ルビィ「スクールアイドルなんて、やりません! だって、だってお姉ちゃんは――」
171:名無しNIPPER[saga]
2017/06/20(火) 03:09:33.21 ID:smyUCZOA0
くいくいと、ルビィちゃんは私の腕を押した。
意地の張り合い。ルビィちゃんはそう言った。
172:名無しNIPPER[saga]
2017/06/20(火) 03:10:32.45 ID:smyUCZOA0
はっとルビィちゃんは息を呑んだ。
花丸「わあ……! ルビィちゃん、行かなきゃ。見に行かなきゃダメずらよ」
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