172:名無しNIPPER[saga]
2017/06/20(火) 03:10:32.45 ID:smyUCZOA0
はっとルビィちゃんは息を呑んだ。
花丸「わあ……! ルビィちゃん、行かなきゃ。見に行かなきゃダメずらよ」
優しく手を取る花丸ちゃんを余所に、ルビィちゃんは呆然と立ち尽くしていた。
ルビィ「お姉ちゃんが、踊る……。嘘……」
千歌「嘘じゃない。これでも私、苦労したんだからね」
3人で踊る予定だったライブ。
5人で出たいと、ダイヤさんに頼み込んだ。
ダイヤさんは練習不足だの、公私混同だのとごねていた。
ルビィちゃんのためだと言うと、たっぷり30分間黙り込んだ後、こくんと頷いてくれた。
巻き込まれた果南ちゃんはずっと苦い顔をしていたけれど、その日の練習後、嬉しそうに隠れてダンスの練習をしていた。
千歌「ルビィちゃん」
私が呼びかけると、ルビィちゃんはゆっくりと顔をあげた。
千歌「来てほしいな。私、ルビィちゃんに見てほしいんだ、ダイヤさんのこと。ダイヤさんの友達として。ルビィちゃんの友達として」
千歌「Aqoursの、メンバーとして」
ルビィ「千歌さん……」
329Res/260.51 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20