167:名無しNIPPER[saga]
2017/06/20(火) 03:07:08.41 ID:smyUCZOA0
ダイヤ「『ルビィのことを応援するように』そう、言われました」
ダイヤ「わたくしは、スクールアイドル部を存続させる道を選びました。ルビィが入学した後、大好きなアイドルを始めることができるように、と」
ダイヤ「嫌がる果南さんにも頼み込んで、部室まで確保して」
まあ、ルビィは結局入ってくれませんでしたが。そう言って、ダイヤさんは少し困ったように笑った。
そうか、だから。
だから、ダイヤさんは部長なんだ。スクールアイドル部を続けていたんだ。
全部全部、ルビィちゃんのためだったんだ。
でも、それは、それって―――。
ダイヤ「千歌さんのお話を聞いて思ったのです。あれは未来のわたくしからのメッセージではないかと」
ダイヤ「『わたくし』はどこかでルビィを蔑ろにしてしまって、それを悔やんでいるのではないかと」
千歌「ダイヤさん……」
ダイヤ「きっと、ここは『わたくし』の夢でもあるのでしょう。曜さんと梨子さんは醒めたのかもしれません。それでも、残りはまだ夢の中」
呟いた後、ダイヤさんは湯呑から顔を上げた。
ダイヤ「わたくし、スクールアイドルをすることは、嫌ではありませんわ」
千歌「ダイヤさん、本当ですか……!」
ダイヤ「しかし」
千歌「え?」
ダイヤ「1つだけ、お願いがあるのです。ルビィのことで」
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