71: ◆T4kibqjt.s[saga]
2017/06/28(水) 12:20:19.55 ID:MnDf8Ffv0
一旦ここまで、続きは夜に。
何日も掛かってしまってすみません、今日完結します
72: ◆T4kibqjt.s[saga]
2017/06/28(水) 21:55:32.72 ID:MnDf8Ffv0
外は暦通りの雨模様だけど、アタシの心はそんなのお構いなし、あの二人のお陰で見事に晴れ渡ってる。
「んーと、ここは母指球を使って…ぐりぐりー、っと…」
73: ◆T4kibqjt.s[saga]
2017/06/28(水) 21:57:12.46 ID:MnDf8Ffv0
「あっ!いっけない…!」
ふと時計を見ると、そろそろ駅にPを迎えに行く時間。
74: ◆T4kibqjt.s[saga]
2017/06/28(水) 21:58:44.76 ID:MnDf8Ffv0
「むみゃあっ!?……うそ、Pっ!?」
アタシが変な声を出しちゃうのも仕方ない。だってなんとそこには、スーツの裾を濡らして息を切らしたPが立ってたんだもん。
75: ◆T4kibqjt.s[saga]
2017/06/28(水) 22:00:46.67 ID:MnDf8Ffv0
「んぅ…ちゅっ…ちゅぅ…ちゅぷ…んっ!?」
アタシはまだ全然し足りないのに、Pが苦しそうにキスを終わらせた。アタシが文字通りPの目の前でひと睨みすると、ばつが悪そうにPが言った。
「ふぅっ…恵美ちょっと待って、走ってきたから息が…はぁ…」
76: ◆T4kibqjt.s[saga]
2017/06/28(水) 22:01:54.12 ID:MnDf8Ffv0
Pが膨れるアタシの頭を撫でようと手を伸ばしかけたのでドキッとしたが、指先がぴくりとしたと思うと途中で引っ込めた。
もー、髪が乱れるとか考えなくていいからっ!綺麗って言ってくれたんだから、もう半分役目は果たしたようなもんなの!優しく撫でてくれるんなら全然いいのに…。少しがっかりしながら、Pに気持ちを伝える。
「…アタシは別にPを待つのは嫌いじゃないよ。それに、多少濡れてもいいから一秒でも早くPに会いたかったよ?もー、何で嘘教えるの〜…」
77: ◆T4kibqjt.s[saga]
2017/06/28(水) 22:19:23.81 ID:MnDf8Ffv0
「…………………」
「…な、なに?」
アタシの耳から顔を離したと思うと、無表情で微動だにせずじっとアタシを上から下まで見てくるPに、困惑しながらちょっと焦る。あれ、やっぱこの格好好みじゃなかったり?
78: ◆T4kibqjt.s[saga]
2017/06/28(水) 22:21:10.83 ID:MnDf8Ffv0
「だぁめ。ほら撮るよ!ハイしゃがんで、もーしかめっ面しないのっ」
不服そうなPの肩に手を置いて体重を乗せ、力ずくでしゃがませた(しゃがんで貰った)。Pとほっぺをくっつけて顎にピースを添え、自信のあるいつもの角度でパシャリ。
「ん、いい感じじゃない?ほらっ」
79: ◆T4kibqjt.s[saga]
2017/06/28(水) 22:22:11.98 ID:MnDf8Ffv0
「だぁめ。ほら撮るよ!ハイしゃがんで、もーしかめっ面しないのっ」
不服そうなPの肩に手を置いて体重を乗せ、力ずくでしゃがませた(しゃがんで貰った)。Pとほっぺをくっつけて顎にピースを添え、自信のあるいつもの角度でパシャリ。
「ん、いい感じじゃない?ほらっ」
80:連投すみません ◆T4kibqjt.s[saga]
2017/06/28(水) 22:23:38.67 ID:MnDf8Ffv0
「おぉー…どれもいいな!明後日事務所の皆に自慢していいか?」
「ちょっとちょっと、その前に見せてよー。…んーまぁいいけど、あんまりやり過ぎちゃダメだよ?また小鳥から怨念たっぷりのメッセージが届いてくるのやだからね」
「え、そんなんあったの?はは、どーせリア充爆発しろとかそんなんだろ?」
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