78: ◆T4kibqjt.s[saga]
2017/06/28(水) 22:21:10.83 ID:MnDf8Ffv0
「だぁめ。ほら撮るよ!ハイしゃがんで、もーしかめっ面しないのっ」
不服そうなPの肩に手を置いて体重を乗せ、力ずくでしゃがませた(しゃがんで貰った)。Pとほっぺをくっつけて顎にピースを添え、自信のあるいつもの角度でパシャリ。
「ん、いい感じじゃない?ほらっ」
アタシが満足げPに写真を見せると、悔しい事にごもっともな反論が飛んできた。
「…これ言っちゃ何だけど、今の恵美の清楚な感じには合わなくないか?ギャルっぽいぞ」
う、確かに…。言い返せずにぐぬぬとしてたら、Pが自分のスマホを構え始めた。
「まぁこれはこれでよく撮れてるよ。だからほら、しおらしく座っててくれ」
Pがテーブルから椅子を引っ張ってきて、そっちへアタシの肩を両手で軽く押した。
「むー…」
「待ち受けはさっき撮った二人のやつにするからさ」
「Pの待ち受けにするやつも後で撮り直すから!清楚な感じで!」
「分かった分かった、言う通りにします恵美お嬢様」
「ん、ならよし!」
交渉成立。アタシはPが持って来てくれた椅子にちょこんと座り、手を膝の上に重ねて小首を傾げて微笑んた。どーよ、お淑やかでしょ?
その後も、Pはしばらく楽しそうにパシャパシャ撮っていた。アタシも満更じゃないし、何よりPが喜んでくれるのが嬉しかったので、一枚撮るごとに褒めてくれるのでノリノリでポーズを決めていた。えへへ、なんかアイドルに戻ったみたいだね。
もちろんツーショットも忘れずに。くそー覚えてたか、なんて言うけど、アタシを侮っちゃいけませんよー、旦那様♪
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