121:名無しNIPPER[saga]
2017/06/04(日) 20:20:13.14 ID:wAEe1nHVO
ここまで。
続きは、また2時間後くらいに。
122:名無しNIPPER[sage]
2017/06/04(日) 21:13:37.68 ID:mr+EgG/VO
待ってる
123:名無しNIPPER[saga]
2017/06/04(日) 22:09:37.96 ID:R07m0BBEO
「梨子ちゃんの親御さん、もうすぐ到着するって。千歌と曜ちゃんは、ちょっと休んでな。警察の人に色々聞かれて疲れたでしょ? 梨子ちゃんは私とマリで見ておくから」
「ううん、千歌は大丈夫だよ」
「私も」
124:名無しNIPPER[saga]
2017/06/04(日) 22:22:09.84 ID:R07m0BBEO
声が聞こえた。
「っん……」
「「梨子ちゃん!」」
125:名無しNIPPER[saga]
2017/06/04(日) 22:30:35.98 ID:R07m0BBEO
普通に喋りつつも、両目から涙を流す千歌ちゃんが私の手を握ってくれた。
そして、もう片方の手を、
「梨子ちゃん……良かった、良かったよぉ……ぅっ……ひっ」
126:名無しNIPPER[saga]
2017/06/04(日) 22:52:17.67 ID:aF6m6vO3O
その後、すぐにナースが来て体調を確認された。
内臓まで傷つけた訳ではなかったので、重態にならなかったそうだ。
それにしても、体に何か刺さるなんて経験初めてで、未だに自分でも何が起こっているのか実感が沸いていなかった。
曜ちゃんと千歌ちゃんがどれだけ泣き喚いていたかを、マリさんから聞いて、二人が顔を真っ赤にしながら騒いでいる内に、両親がやってきた。
127:名無しNIPPER[saga]
2017/06/04(日) 23:11:54.38 ID:aF6m6vO3O
翌日、ダイヤさんやルビィちゃんなど他のメンバーもお見舞いに来てくれた。
今回の事件の事は、曜ちゃんと私の希望もあり内々に解決された。
他のメンバーには、私が胃潰瘍になったと伝えている。
とすると、各各が好き勝手に、ストレスが減る音楽とか、アロマセットとか、好きなように解釈して色々持ってきてくれた。
ありがたいけど、困ってしまった。
128:名無しNIPPER[saga]
2017/06/04(日) 23:27:32.01 ID:aF6m6vO3O
「千歌ちゃん、ありがとう。千歌ちゃんと曜ちゃんが励ましてくれたからもうピンピンよ」
「それは、段差でつまづいている人が言う台詞じゃないかな〜」
「そ、それは、そういう事もあるの!」
129:名無しNIPPER[saga]
2017/06/04(日) 23:34:20.22 ID:aF6m6vO3O
「私、高海千歌は! 桜内梨子ちゃんのことが! 大好きだー!!!!」
「ち、千歌ちゃん!?」
向こうでボールを蹴っていた少年たちが、全員何事かとこちらをふり返っていた。
130:名無しNIPPER[saga]
2017/06/04(日) 23:56:57.33 ID:aF6m6vO3O
千歌ちゃんが芝生に転がった。
そのオーバーリアクションがまた面白くて笑ってしまった。
「やだ、千歌ちゃんっ、これ以上笑わせないでよ」
131:名無しNIPPER[saga]
2017/06/05(月) 00:09:39.11 ID:6ARxF7nsO
私は、伝えた。
言葉は自然と溢れた。
伝えないといけなかったんだ。もっと早くに。
臆病風に吹かれていた。でも、今、漸く答えを出せた。
どうしようもない未来かもしれない。
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