302: ◆vVnRDWXUNzh3[saga]
2017/06/05(月) 22:30:29.51 ID:MGWwwK4M0
《えっ、ちょっと待ちなさいよ。釣り出しってどういう意味───きゃあっ!?》
無線越しに砲弾がアスファルトを砕く音と、とてもドイツ海軍最強の艦娘が上げたとは思えない高い悲鳴が耳に飛び込んできた。次いで、高層観測班から敵砲火がビスマルクの待機地点に集中している旨が焦燥剥き出しの声で知らされる。
戦艦の居場所を晒したのだから、優先して潰そうと思うのは当然か。ともあれ、わざわざ追加の「裏付け」までくれるとは親切な話だ。
303: ◆vVnRDWXUNzh3[saga]
2017/06/05(月) 22:31:43.31 ID:MGWwwK4M0
(#'A`)「俺達人間が、奴らの“敵”であるということを教えてやれ!!」
《「《「─────Jawohl!!!!」》」》
304: ◆vVnRDWXUNzh3[saga]
2017/06/05(月) 22:34:58.65 ID:MGWwwK4M0
深海棲艦側にとって最も避けたい事態は、当然のことながら旗艦である軽巡棲姫の撃沈。当然前線への配備はあり得ず、周辺をヒト型で固めた上で後衛待機が基本線となる。
本来なら向こうはそもそもベルリン市から遠く離れた位置に中核艦隊を据えたいはずだが、ここで問題となってくるのが非ヒト型の統率だ。
《Mi-24、第二波が前線に突入する!航空攻撃に巻き込まれるなよ!》
305: ◆vVnRDWXUNzh3[saga]
2017/06/05(月) 23:11:00.06 ID:MGWwwK4M0
姫級が非ヒト型を自在に操れる限界距離は、凡そ50kmされる。30km四方のベルリンに確実に指示を届かせかつ電波妨害まで行うとなれば、行動範囲は自然ベルリンに限られる。
後は具体的な位置をどうやって特定するかだが、ポーランド軍の到着がその問題を解決してくれた。
306: ◆vVnRDWXUNzh3[sage saga]
2017/06/05(月) 23:11:45.64 ID:MGWwwK4M0
今更新ここまで。いやもぅ大変お待たせしまして申し訳ありません。
307:名無しNIPPER[sage]
2017/06/06(火) 00:46:23.43 ID:33lSIkHA0
おつです!
本当に起死回生と言うか、一手で戦況を転がすとか非凡な証だよなあw
308: ◆vVnRDWXUNzh3[saga]
2017/06/06(火) 23:31:23.42 ID:7DWlqEE60
正面の道路をひしめきながらこちらに進んでくる深海棲艦達。奴らとの戦闘の口火を切ったのは米海兵隊のLAWとティーマス指揮下部隊のカールグスタフだった。
『オォアアアアッ!!?』
唸りを上げて飛んでいった10発近い対戦車弾頭が、先陣を切っていたハ級の鼻先に直撃する。黒い表皮が裂けて砕け、火花と爆炎、青色の体液が雨に混じってまき散らされた。
309: ◆vVnRDWXUNzh3[saga]
2017/06/06(火) 23:38:00.51 ID:7DWlqEE60
『ウォオオオオ………』
「Enemy down!!」
('A`;)「よし、さい先が───うおっ!?」
310: ◆vVnRDWXUNzh3[saga]
2017/06/06(火) 23:48:34.07 ID:7DWlqEE60
(;'A`)「点呼、負傷者がいたら報告しろ!!」
( <●><●>)「此方ティーマス、幸い負傷無し。他の兵も無事です」
(//‰ ゚)「アメリカ海兵隊をなめんなよ、あの程度なら避けられる!」
311:名無しNIPPER
2017/06/07(水) 00:09:27.65 ID:lDmHg5g00
乙、滅茶苦茶熱いわ、幾らでも待てる
312: ◆vVnRDWXUNzh3[saga]
2017/06/07(水) 00:30:14.70 ID:QJ8KbxUB0
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