310: ◆vVnRDWXUNzh3[saga]
2017/06/06(火) 23:48:34.07 ID:7DWlqEE60
(;'A`)「点呼、負傷者がいたら報告しろ!!」
( <●><●>)「此方ティーマス、幸い負傷無し。他の兵も無事です」
(//‰ ゚)「アメリカ海兵隊をなめんなよ、あの程度なら避けられる!」
(*゚∀゚)「ツー=アハッツ、健在だぁ!!」
ベーデカー軍曹と共に瓦礫の影に飛び込みながら叫ぶと、幸いにして欠員が出た様子はなかった。なおも何発か砲弾が撃ち込まれる中ちらりと物陰から顔を出し、改めてヘ級を観察する。
全長は五メートル前後、隣のロ級と変わらない。
「……通常種で良かったですね」
('A`)「あぁ、本当にな」
ヘ級flagshipは他の非ヒト型に比べて一段高い戦闘能力を有しており、ヒト型を除くと軍内でも強くマークされる個体の一つだ。特に対潜能力は凶悪で、世界初となる艦娘の“轟沈”はヘ級flagshipと潜水艦娘が遭遇してしまったため発生している。
それも、質量共に他国を圧倒する日本の艦娘が犠牲になったため、当時は特に艦娘保有国を中心に世界中でヘ級の危険性が大々的に取り上げられることになった。
無論、あくまで“flagshipじゃない分マシ”という話であって“楽に片付けられる相手”には残念ながらならない。今の砲撃で隊列も乱され、攻撃は続いているものの敵の反撃も此方に届き始めている。
ましてや、今回の敵は二隻や三隻ではないから尚更厄介だ。
《Prinz Eugenより前衛各位、前段艦隊に動きあり!!
各班正面にて、敵艦隊は戦列を複縦陣に移行中!一斉砲撃を行おうとしている模様です!》
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