308: ◆vVnRDWXUNzh3[saga]
2017/06/06(火) 23:31:23.42 ID:7DWlqEE60
正面の道路をひしめきながらこちらに進んでくる深海棲艦達。奴らとの戦闘の口火を切ったのは米海兵隊のLAWとティーマス指揮下部隊のカールグスタフだった。
『オォアアアアッ!!?』
唸りを上げて飛んでいった10発近い対戦車弾頭が、先陣を切っていたハ級の鼻先に直撃する。黒い表皮が裂けて砕け、火花と爆炎、青色の体液が雨に混じってまき散らされた。
『ァアアアアア───ア゛ア゛ッ!?』
(#//‰ ゚)「撃たせるかよこのディープワンめ!!
Keep fire!!」
「「「Yes sir!!」」」
隣で射撃体勢に移ったロ級に対しても、サイ大尉以下海兵隊のジャベリンミサイルが降り注ぐ。
猛烈な勢いで叩き込まれる火線に、先鋒二隻の足が止まった。
('A`#)「とにかく射撃間隔を開けるな!!奴らに砲撃の間を与えないようにしろ!!」
( <●><●>)「上部からの砲撃も有効に活用して下さい。非ヒト型は総じて下半身が小さくバランスが取りづらい、衝撃を与え続ければ射線をブレさせ攻撃の手を止めることが出来ます」
彼我の距離は700Mほど。1キロに満たない距離など“軍艦”からすれば目をつぶっても当てられる至近距離だ。
故に此方は、前段艦隊を殲滅するためになるべく“撃たせない”事が重要になる。
(#'A`)「前衛各位、残弾や余力は一切気にするな!!確実に、一匹残らず奴らを仕留めろ!!」
「《「《Jawohl!!》」》」
止まないどころか勢いを増す雨の中で、砲煙と火薬の匂いが街路に満ちていく。
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