【デレマス】「先輩プロデューサーが過労で倒れた」
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41: ◆Z5wk4/jklI[saga]
2017/05/07(日) 01:27:08.52 ID:LHxNoXTK0
長々すいません。
あたたかいお言葉ありがとうございます。励みになります。
続きは14日に。
42:名無しNIPPER[sage]
2017/05/07(日) 05:42:59.89 ID:ydTmvaZdo
長い?
むしろ短いくらいだなあ!!
面白いよ乙!
43:名無しNIPPER[sage]
2017/05/08(月) 01:23:25.64 ID:G9jERBDpO
おつ
いい感じ
44: ◆Z5wk4/jklI[saga sage]
2017/05/09(火) 18:22:20.06 ID:fQ8+Bb9W0
>>42
>>43
ありがとうございます。あまり長くないですかね?
地の文を多くしてしまうのは自覚があったので、長いかなと思って断りを入れていました。
45: ◆Z5wk4/jklI[saga]
2017/05/14(日) 12:04:27.14 ID:gwN8ecrL0
幼なじみのアイツは、いつもテレビの向こうのアイドルに憧れていた。
田舎町だ、娯楽なんてなんにもない。だから、夜が更けてからはどの家もみんなテレビを見ている。
テレビの向こうできらきら輝くアイドルになるのが夢なのだと、アイツはいつも話していた。
そして、ついにアイツはそれを実行に移すことにしたんだ。
46: ◆Z5wk4/jklI[saga]
2017/05/14(日) 12:07:16.51 ID:gwN8ecrL0
都心から特急一本で行ける地方都市。
休日のショッピングモールは人でごった返していた。
吹き抜けの一階部分に設置されたステージの周囲では、慌ただしくイベントの準備が始まっている。
「美城プロダクションです、今日はよろしくお願いします」
47: ◆Z5wk4/jklI[saga]
2017/05/14(日) 12:09:58.51 ID:gwN8ecrL0
「いいですか、茜ちゃん……これからこのスプーンに、私のさいきっくぱわーを送り込みます」
「はいっ……!」
茜は裕子の握る先割れスプーンを食い入るように見つめている。
48: ◆Z5wk4/jklI[saga]
2017/05/14(日) 12:12:02.17 ID:gwN8ecrL0
「どうぞー、ステージイベントやってまーす! 見て行ってくださーい!」
茜はよく響く大きな声であたりへの宣伝を始める。
人一倍大きく明るい茜の声が耳に届いたのか、あたりを行く人達がこちらを注目し始めた。
49: ◆Z5wk4/jklI[saga]
2017/05/14(日) 12:13:30.79 ID:gwN8ecrL0
事前に目を通したステージイベントのシナリオに特別なことはなかった。
ヒーローがピンチに陥り、子どもたちの声援で復活、悪者を倒す。王道だが、王道は正解だから王道と呼ばれる。
イベントは終盤、殺陣の途中でヒーローがピンチに陥るシーンに差し掛かる。
ヒーロー役のアクターは、悪者の攻撃をうけて、ステージの中央にがっくりと膝をついた。
50: ◆Z5wk4/jklI[saga]
2017/05/14(日) 12:15:23.74 ID:gwN8ecrL0
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それから、ヒーローはシナリオ通りに悪役を退け、ショーは事故もなく終了となった。
終了直後からのヒーローとの握手会で形成された長蛇の列もようやく短くなり、人でごった返していたイベントスペースは少しずつ落ち着きを取り戻していく。
「よろしくおねがいしまーす!」
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