7:名無しNIPPER[sage saga]
2017/04/23(日) 23:55:05.67 ID:p+cBhhHk0
そうだ。確かにさっきの声はこいつの声だった。
欲しいか?お前の人生を変える力を。
ああそうだ。欲しいとも!
8:名無しNIPPER[sage saga]
2017/04/23(日) 23:55:33.03 ID:p+cBhhHk0
「なるほど。つまりライダーに変身し、ライダーやモンスターを倒せ」
「ふーん。これを持ってるやつを倒せばいい訳ね」
「要するに、このカードデッキってやつで変身してこの世界で闘う。と?」
9:名無しNIPPER[sage saga]
2017/04/23(日) 23:56:06.17 ID:p+cBhhHk0
「ライダーはカードを使い、相手やモンスターを倒す」
「お前のデッキを貸せ」
満からデッキを渡された士郎は、その中から何枚かのカードを引き抜き、
10:名無しNIPPER[sage saga]
2017/04/23(日) 23:56:33.62 ID:p+cBhhHk0
「うん、まぁ...で、次のカードは...ん、紋章か、これ?」
「それはファイナルベント。必殺技のカードだ」
「相手に直撃すれば、一撃でとどめを刺せる切り札だ」
11:名無しNIPPER[sage saga]
2017/04/23(日) 23:57:16.29 ID:p+cBhhHk0
「ふざけんなよ!これ思い切り外れじゃねぇか!」
「なんだよ鹿って?舐めてんのかお前!」
「ガゼルだ」
12:名無しNIPPER[sage saga]
2017/04/23(日) 23:57:51.70 ID:p+cBhhHk0
「...そうだ。お前はこの装備で戦うしかない」
「分かった...なんて言うわけないだろ!」
「いいか、じゃあ一つ聞かせてくれ。ちゃんと答えろよ?」
13:名無しNIPPER[sage saga]
2017/04/23(日) 23:58:27.29 ID:p+cBhhHk0
「...いいだろう」
熟考の果て、神崎士郎は契約のカードと封印のカードを満へと渡した。
「ありがとうございま〜す。いや〜これで一安心、一安心だよ〜」
14:名無しNIPPER[sage saga]
2017/04/23(日) 23:58:59.04 ID:p+cBhhHk0
「ライダーの戦い、ねぇ...」
手元に残ったカードデッキからカードを引き抜く。
アドベント、コントラクト、シール、スピンベント、ファイナルベント。
15:名無しNIPPER[sage saga]
2017/04/23(日) 23:59:33.64 ID:p+cBhhHk0
第二話 鏡の中の怪物
あれから三日後、満の日常に特に変化はなかった。
16:名無しNIPPER[sage saga]
2017/04/24(月) 00:00:03.90 ID:WOJJWRsc0
「よっしゃ!今日の夕食代一食分浮いたぁっ!」
適当にサボっていると目をつけられない程度に適度に手を抜きながら
退勤時間を10分オーバーしたところで、そつなく仲間達に挨拶を済ませた
17:名無しNIPPER[sage saga]
2017/04/24(月) 00:00:30.97 ID:WOJJWRsc0
「何で血がそこかしこに飛び散ってるんだよ...」
惨たらしい惨殺現場から遺体だけを取り除いたかのような夥しい
血がシャワー室を鮮やかな赤色で彩っていた。
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