245:名無しNIPPER[sage saga]
2017/04/28(金) 22:53:34.62 ID:xchiMuX50
「やっぱり俺としてはタイガと浅倉で削り合って欲しいのよ」
「で、消耗した二人を俺のファイナルベントで吹き飛ばす」
「これが一番ベストなやりかたなんだけどね」
246:名無しNIPPER[sage saga]
2017/04/28(金) 22:54:03.99 ID:xchiMuX50
〜清明院大学大学院〜
香川が満と連絡を絶ってから、一週間が経過していた。
その間、香川達はオルタナティブのデッキの改造やミラーワールドの
247:名無しNIPPER[sage saga]
2017/04/28(金) 22:54:43.75 ID:xchiMuX50
「そう、ですね。仲村君の言うとおりですね」
「彼の事をいつまでも放っておく訳にはいきません...が」
「最終的に決断を下すのはもう少し後になりそうです」
248:名無しNIPPER[sage saga]
2017/04/28(金) 22:55:16.86 ID:xchiMuX50
「東條君。例の作戦ですが、こちらから二つ報告があります」
例えば、惨たらしく児童を殺した殺人鬼が心神喪失状態と判断され、
遺族達の必死の訴え虚しく、死刑を免れ、今ものうのうと刑務所の中で
249:名無しNIPPER[sage saga]
2017/04/28(金) 22:55:54.81 ID:xchiMuX50
「仲村君のチームが西側の出口に、私のチームが東側の出口に陣取ります」
確かにライダーバトルに全く何の関係のない遺族達を巻き込むのは
香川とて気が引ける。
250:名無しNIPPER
2017/04/28(金) 22:56:31.04 ID:xchiMuX50
(いけませんね。深く...考えすぎているようだ)
止めどない思考にピリオドを打った香川は堂々巡りの答えの出ない
問いから目を背け、思考を切りかえた。
251:名無しNIPPER[sage saga]
2017/04/28(金) 22:57:31.44 ID:xchiMuX50
「先生。僕も仲村君の意見には大体賛成です」
「だけど、やっぱりゾルダの力も借りたいのが僕の本音、かな?」
「東條!お前何言ってんだ!分かってんのか?え!」
252:名無しNIPPER[sage saga]
2017/04/28(金) 22:58:27.78 ID:xchiMuX50
仲村の言う本来の作戦通りに事を進めるのか?
それとも東條の言う通りに佐野と北岡の力を借りて浅倉を倒すのか?
香川にも、決断の時が訪れる時がやってきた。
253:名無しNIPPER[sage saga]
2017/04/28(金) 22:59:21.45 ID:xchiMuX50
「東條君。私の背中を君に預けます」
「だから、君の命を私に預けて欲しい」
「私が迷ったら、その時は君が私の為すべき事をしてください」
254:名無しNIPPER[sage saga]
2017/04/28(金) 22:59:51.07 ID:xchiMuX50
「仲村君。君は自分の心配をした方が良いと思うよ」
「正直な話さ、浅倉より君と佐野君の相手の方が手強いんだからさ。でも」
しかし、いや...自分が仲村に抱いているのはきっと同族嫌悪なのだろう
255:名無しNIPPER[sage saga]
2017/04/28(金) 23:00:17.69 ID:xchiMuX50
(今更仲村君と仲良くするのは遅いかも知れないけど...)
香川の言葉に頷いた東條は、仲村の心臓に拳を突きつけた。
「ありがとう。仲村君」
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