248:名無しNIPPER[sage saga]
2017/04/28(金) 22:55:16.86 ID:xchiMuX50
「東條君。例の作戦ですが、こちらから二つ報告があります」
例えば、惨たらしく児童を殺した殺人鬼が心神喪失状態と判断され、
遺族達の必死の訴え虚しく、死刑を免れ、今ものうのうと刑務所の中で
余生を謳歌していたり、30年前に起こった一家惨殺事件に至っては、
今日になっても犯人の特定・逮捕には至っていない未解決状態という
有様である。
そして、それは浅倉威によって引き起こされた殺人事件であっても
同様だった。
「例の作戦に参加するオルタナティブは私達を含めて六人になりました」
数え切れないほどの殺人事件を起こしながら、僅か10年程度の実刑判決
しか下されなかった凶悪殺人犯を許せない人間は数多くいる。
大切な人を失った遺族の悲しみはただでさえ計り知れないというのに、
死刑になって当然の鬼畜生がたった10年でまた野に放されることを一体
どうやって納得しろというのか。
「配置はどうしますか?」
中には、復讐は何も産まないと言い、気が狂わんばかりの後悔と慚愧を
抱えながら、殺された家族の無念を果す復讐を諦めた遺族もいる。
だが誰が許せるというのだろう?
罪を贖う事なく脱獄した殺人鬼を一体誰が許せるというのだ?
そういった無念を抱える浅倉威殺人事件被害者遺族の会の人間達は
まさにうってつけの協力者達だった。
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