【艦これ】大井さんの女子力事情
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107:名無しNIPPER[saga]
2017/05/22(月) 00:23:12.46 ID:c4JYKnfD0

大井「.....引きました、よね。だって、女の子同士ですもんね。.....ごめんなさいさっきの話は忘れてください」

後退り、今すぐにこの状況から逃げだしたいと言わんばかりに勢いよく踵を返すと、大井さんは走った。

以下略 AAS



108:名無しNIPPER[saga]
2017/05/22(月) 00:32:54.28 ID:c4JYKnfD0

私はそんな大井さんの本心を無下にしようとしている。

気持ちは一緒なのに。本当は舞い上がってしまうほど嬉しいのに。秘密にした過去に蝕まれ、気持ちに応える資格がないと思っている。

以下略 AAS



109:名無しNIPPER[sage saga]
2017/05/22(月) 00:34:53.24 ID:c4JYKnfD0
中々時間がとれないので、中々進みませんですみません。書いてて楽しくなってきたので、思っていたよりも長くなりそうです。また頑張ります。


110:名無しNIPPER[sage]
2017/05/24(水) 22:54:53.08 ID:DbQfPPCyo
丁寧な描写はよいぞお


111:名無しNIPPER[saga]
2017/06/15(木) 01:25:28.19 ID:qNL29ZGy0

もう、いいです。そう言って振り返らず、そのまま歩み始めた大井さんの後ろ姿を、記憶の狭間から何度も呼び起こす。

風鈴の冷たい音色が執務室に響き渡る。透き通る音色に私は突っ伏していた机から顔を上げる。

以下略 AAS



112:名無しNIPPER[saga]
2017/06/15(木) 01:26:31.40 ID:qNL29ZGy0

私は足を執務机に乗っけ、帽子を顔に被せる。そして腕を組む。

夏だからってだらしないですよ、と大井さんの声。風鈴なんかよりも心の奥底に響き渡る声。

以下略 AAS



113:名無しNIPPER[saga]
2017/06/15(木) 01:27:45.56 ID:qNL29ZGy0

秘書艦も辞めてしまった。代わりに誰か来るかと思っていたけど、誰もこない。

みんな自分のことで精一杯なのだろうか。それか私に人望が無いのかもしれない。

以下略 AAS



114:名無しNIPPER[saga]
2017/06/15(木) 01:30:15.49 ID:qNL29ZGy0

懐かしい。この万年筆は大井さんの誕生日にプレゼントしたものだからだ。

7月15日。丁度今みたいにむしむしと熱苦しい夏の日に贈った万年筆は元は白と黒のセットだった。

以下略 AAS



115:名無しNIPPER[saga]
2017/06/15(木) 01:31:42.91 ID:qNL29ZGy0

冷ややかな視線を私に向け、なんで私の刻印はOiだけなんですか。提督だけ名前が長くてずるいです。と言った。

大井さんにしては珍しく駄々をこねる姿に私は腹を抱えて笑い、ならOi sanがよかったのと返したのだ。

以下略 AAS



116:名無しNIPPER[saga]
2017/06/15(木) 01:33:41.94 ID:qNL29ZGy0

来月分の資材申請書だ。1ヶ月毎にグラフ化されたそれぞれの資材の消費量を見ると、不自然に右肩上がりだ。

経験上、この鎮守府では戦艦に正規空母の艦娘はいないため、消費される資材は少ないはず。

以下略 AAS



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