495: ◆FlW2v5zETA[saga]
2018/06/08(金) 05:29:24.86 ID:SfivEjrbO
そして火葬が終わり、骨上げの時が来ました。
用意されていた骨壺は2つ。
大きな方はご家族の為に。もう一つの小さな方は…手元供養にと、ご両親が用意してくれたものでした。
496: ◆FlW2v5zETA[saga]
2018/06/08(金) 05:30:47.44 ID:SfivEjrbO
帰りの飛行機の中。
膝の上にジュンを乗せて、ずっと窓からの景色を見ていました。
いつかふたりで南の島に行こうなんて、無邪気に話してたね。
497: ◆FlW2v5zETA[saga]
2018/06/08(金) 05:32:17.12 ID:SfivEjrbO
鎮守府に戻ると、皆はいつものように迎え入れてくれました。
少尉さん以外には、『重大犯罪により射殺された』と言う事以外、まだ秘密にされています。
笑い掛けてはくれるけど、皆の瞼は腫れていて……それがとても、申し訳なく思えました。
498: ◆FlW2v5zETA[saga]
2018/06/08(金) 05:34:11.08 ID:SfivEjrbO
その日の夜、集会所に皆が集められました。
司令官代理として、大本営から少尉さんが抜擢された事。
全身全霊をかけて、これから退役していく皆をサポートして行く事。
499: ◆FlW2v5zETA[saga]
2018/06/08(金) 05:35:18.06 ID:SfivEjrbO
「青葉…。」
「ガサ…。」
500: ◆FlW2v5zETA[saga]
2018/06/08(金) 05:36:37.97 ID:SfivEjrbO
undefined
501: ◆FlW2v5zETA[saga]
2018/06/08(金) 05:38:23.00 ID:SfivEjrbO
「………ジュン…。」
502: ◆FlW2v5zETA[saga]
2018/06/08(金) 05:40:53.28 ID:SfivEjrbO
エラーが発生したようです。一部から再投稿します。
503: ◆FlW2v5zETA[saga]
2018/06/08(金) 05:42:19.30 ID:SfivEjrbO
『マリへ。
この手紙が読まれている時は、多分俺が殺された後だろう。
まずは謝らせて欲しい。ずっと隠しててごめんな。
504: ◆FlW2v5zETA[saga]
2018/06/08(金) 05:43:19.50 ID:SfivEjrbO
能力上限解放用リング。通称ケッコンカッコカリ。
俺は艤装パーツに埋め込ませて皆に使わせてたけど、今となってはお前の時は、ちゃんと右手用の指輪として渡したかったな。
それでも左手の本物は、最後まで取っておく予定だったけど。
この手紙が読まれないままだったら、間違いなくお前と結婚してた。それが出来たらこの手紙は、こっそり燃やそうと思ってたんだ。
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