青葉「けしの花びら、さえずるひばり。」
1- 20
499: ◆FlW2v5zETA[saga]
2018/06/08(金) 05:35:18.06 ID:SfivEjrbO


「青葉…。」

「ガサ…。」

その後部屋に帰る途中、ガサと鉢合わせました。
いつものように部屋まで付いてくると、椅子に座る私を、何も言わずに見守っていてくれて。

でも今は…そんな気遣いですら痛くて。

「ごめんね……今は一人にしてもらってもいい?」

「うん…わかったよ。でもね…。」

その時ぎゅっと抱き締めてくれたのは、ガサの暖かい腕でした。

「今は受け止めきれないだろうけど…整理がついたら、きっと泣けるようになる。
もし誰かに頼りたくなったら、いつでもおいで?
“衣笠さんは、ずーっと青葉の味方”だよ。ね?」

「ガサ……ありがとう…。」


ガサも帰って、ようやく独りになれました。

机にジュンのお骨を置いて、私はそれをまた何度も撫でて。
やがて撫でる手も止めて、恐る恐る開いたのは…私宛ての遺書。

そこには、こう記されていました。




<<前のレス[*]次のレス[#]>>
557Res/457.29 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 書[5] 板[3] 1-[1] l20




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice