489: ◆FlW2v5zETA[saga]
2018/06/02(土) 06:51:31.81 ID:n943p0E7O
何度揺すっても、目を覚ます事は無くて。
それでもずっと、笑顔は崩れないままで。
遺体に縋り付いて、私は嗚咽を漏らすばかりでした。
490: ◆FlW2v5zETA[saga]
2018/06/02(土) 06:52:30.14 ID:n943p0E7O
今回はここまで。
もう少しだけ、続きます。
491:名無しNIPPER[sage]
2018/06/02(土) 09:11:50.45 ID:DJ7zjYtHO
おつ
492:名無しNIPPER[sage]
2018/06/04(月) 07:52:25.50 ID:HugYIWBeO
おつおつ
いよいよクライマックスかな
493:名無しNIPPER[saga]
2018/06/04(月) 09:14:58.33 ID:+8XgaC7GO
バッドエンドなのかねえ……。前作はちゃんとハッピーエンドになったから、今回も何やかんやで締めて欲しいけど。
494: ◆FlW2v5zETA[saga]
2018/06/08(金) 05:27:55.84 ID:SfivEjrbO
ジュンの遺体は解剖に回された後、彼の故郷へと送られました。
親族のみの密葬でしたが、葬儀に呼んでもらえて…まずご両親に会った際、私は頭を下げました。
挨拶ではなく、謝罪として。
495: ◆FlW2v5zETA[saga]
2018/06/08(金) 05:29:24.86 ID:SfivEjrbO
そして火葬が終わり、骨上げの時が来ました。
用意されていた骨壺は2つ。
大きな方はご家族の為に。もう一つの小さな方は…手元供養にと、ご両親が用意してくれたものでした。
496: ◆FlW2v5zETA[saga]
2018/06/08(金) 05:30:47.44 ID:SfivEjrbO
帰りの飛行機の中。
膝の上にジュンを乗せて、ずっと窓からの景色を見ていました。
いつかふたりで南の島に行こうなんて、無邪気に話してたね。
497: ◆FlW2v5zETA[saga]
2018/06/08(金) 05:32:17.12 ID:SfivEjrbO
鎮守府に戻ると、皆はいつものように迎え入れてくれました。
少尉さん以外には、『重大犯罪により射殺された』と言う事以外、まだ秘密にされています。
笑い掛けてはくれるけど、皆の瞼は腫れていて……それがとても、申し訳なく思えました。
498: ◆FlW2v5zETA[saga]
2018/06/08(金) 05:34:11.08 ID:SfivEjrbO
その日の夜、集会所に皆が集められました。
司令官代理として、大本営から少尉さんが抜擢された事。
全身全霊をかけて、これから退役していく皆をサポートして行く事。
499: ◆FlW2v5zETA[saga]
2018/06/08(金) 05:35:18.06 ID:SfivEjrbO
「青葉…。」
「ガサ…。」
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