俺ガイルSS 『思いのほか壁ドンは難しい』 その他 Part2
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914
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1
[sage]
2022/10/10(月) 09:11:57.82 ID:4j2wPxKL0
雪乃「冗談よ」
目を細め、くすりと小さく笑う雪ノ下。そのいつもと変わりない態度を見ただけで、こんな状況であるにも関わらず安堵の吐息を漏らしてしまう。
以下略
AAS
915
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1
[sage]
2022/10/10(月) 09:20:40.39 ID:4j2wPxKL0
雪乃「ところであなた、こんなところで …… その …… いったい何をしているの?」
なにかを期待するような目でじっと見つめられ、急に落ち着かない気分になってしまう。
以下略
AAS
916
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1
[sage]
2022/10/10(月) 09:25:23.61 ID:4j2wPxKL0
雪乃「 ………… もう。たかが数日の間だけなのに、随分と大袈裟なのね」
恥ずかし気に俯き、再び俺の胸にもたれかかる雪ノ下の口から、切なくなるような湿った溜息とともに思いも寄らない言葉が漏れ聞こえてきた。
以下略
AAS
917
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1
[sage]
2022/10/10(月) 09:28:34.22 ID:4j2wPxKL0
雪乃「そう …… まったく」
やがて、どうやら全てを察したらしい雪ノ下が呆れたように小さく首を振る。
以下略
AAS
918
:
1
[sage]
2022/10/10(月) 09:34:38.11 ID:4j2wPxKL0
雪ノ下の語るところによれば、由比ヶ浜は俺と一緒に見送りに来たい、と言っていたのだが「どうせまたすぐに会えるのだから」と固辞したらしい。
由比ヶ浜はそれを自分に対する遠慮と捉えでもしたのだろう。
以下略
AAS
919
:
1
[sage]
2022/10/10(月) 09:53:10.72 ID:4j2wPxKL0
八幡「あー…、もしかしたら、あいつもしばらくとはいえお前に会えなくなるのが寂しかったんじゃねぇのか?」
俺達に対するちょっとした悪戯を兼ねたサプライズ、みたいなものなのだろう。
色々な誤解も解け、少しだけ気持ちに余裕が生まれた俺が何の気なしに口にしたそのひと言に、
以下略
AAS
920
:
1
[sage]
2022/10/10(月) 10:10:48.78 ID:4j2wPxKL0
八幡「って言うか、そういうお前だって、本当のところ少しは寂しいんじゃねぇのかよ?」
雪ノ下から受け取った手帳を上着のポケットに無造作にねじ込みながら言い返す。
我ながら少しだけ怒ったような口調になってしまったのは多分、単なる照れ隠しだ。
以下略
AAS
921
:
1
[sage]
2022/10/10(月) 10:11:53.62 ID:4j2wPxKL0
「それに、私達はもう友達じゃなくて、恋人同士 …… でしょ?」
922
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1
[sage]
2022/10/10(月) 10:18:37.55 ID:4j2wPxKL0
いやはや、さすがはクール・ビューティー(笑)雪ノ下さんだな。
帰国子女だけあってキスのひとつやふたつ日常朝飯前なのだろうが、俺としてはなんか悔しい。負けた気さえする。
こちらを振り向くこともせず毅然とした足取りで去ってゆく、すらりと伸びた背を目で追っていると、ちょうどその反対方向からやって来た陽乃さんの姿が見えた。
以下略
AAS
923
:
1
[sage]
2022/10/10(月) 10:20:06.21 ID:4j2wPxKL0
次回、最後の伏線を回収して完結です。ではではノシ゛
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