俺ガイルSS 『思いのほか壁ドンは難しい』 その他 Part2
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812:1[sage]
2020/04/26(日) 00:09:01.65 ID:bGpQd3+80

先程から彼女がいつになくピリピリしているのが伝わって来てはいるのだが、何分これから会おうとしている相手が相手だ。その気持ちも決してわからんこともない。

かといって到着までずっとこのままふたりして黙って座っている、というのも俺的にはなんかアレなので、何かしら会話の糸口はないかと考えていると、

以下略 AAS



813:1[sage]
2020/04/26(日) 00:14:00.45 ID:bGpQd3+80

雪乃「少し曲がってるわよ」 

いきなり雪ノ下に指摘されてしまう。

以下略 AAS



814:1[sage]
2020/04/26(日) 00:20:39.96 ID:bGpQd3+80

雪乃「 ……… こほん。 比企谷くん、服装はともかく、そのだらしない顔と腐った眼はなんとかならなかったのかしら?」

照れ隠しなのか、俺のネクタイを結び終えた雪ノ下が顔を背け、躙(にじ)るようにして少しだけ距離をとる。

以下略 AAS



815:1[sage]
2020/04/26(日) 00:23:31.19 ID:bGpQd3+80

そんな感じで、三、四十分ほど車を走らせた辺りからだろうか、目的地が近づくに連れて道沿いに同じような白い壁がずっと続いていることに気が付いた。

聞いた話だが、雪ノ下の家はこの辺の大地主であり、少し離れているが最寄りの駅から家まで歩いたとしても、自分の土地以外に足を踏み入れることなく辿り着けるらしい。

以下略 AAS



816:1[sage]
2020/04/26(日) 00:27:20.43 ID:bGpQd3+80

振り向いて見上げれば、門の上に覆いかぶさるように松の枝が伸びている。これがいわゆる迎えの松というやつなのだろう。

門扉は大きく開け放たれたままになってはいるが、正門はそれなりの身分のある者しか通ることが許されなかったと聞く。

以下略 AAS



817:1[sage]
2020/04/26(日) 00:28:58.51 ID:bGpQd3+80

門を抜けると、そこには散策どころかちょっとしたピクニックまでできそうな日本庭園が広がり、遠く母屋と思われる屋敷まで白い石畳の道がずっと伸びている。

庭には天に向けてうねる松の木が植えられ、ハンマーで殴っても壊れそうにない石橋の架かった池には、うちのカマクラくらいはある錦鯉が何匹も泳いでるのが見えた。

以下略 AAS



818:1[sage]
2020/04/26(日) 00:31:30.24 ID:bGpQd3+80

俺の予想に反して、母屋は日本家屋ではなく瀟洒な赤煉瓦の洋風造りだった。

この分だと、地下にはワインセラーどころか核シェルターくらいがあっても不思議ではない。

以下略 AAS



819:1[sage]
2020/04/26(日) 00:36:56.98 ID:bGpQd3+80

そのまま雪ノ下に付き従って玄関までたどり着くと、まるで俺たちの到着を待ち構えていたかのように中から扉が開けられ、陽乃さんが出迎えてくれた。

陽乃「いらっしゃーい。比企谷くん、遠路はるばるご苦労様」

以下略 AAS



820:1[sage]
2020/04/26(日) 00:41:41.20 ID:bGpQd3+80

陽乃「お母さんなら、今、書斎よ。すぐに来ると思うから、少し掛けて待ってて」

雪乃「 ―――― また、書斎?」

以下略 AAS



821:1[sage]
2020/04/26(日) 00:42:26.56 ID:bGpQd3+80

では、また。ノジ


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