新田美波「わたしの弟が、亜人……?」
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386: ◆8zklXZsAwY[saga]
2017/08/12(土) 23:26:37.34 ID:jvW3su8lO

アナスタシアはここまで急いで走ってきたのか息を切らしていて、呼吸をするたびに学校指定の白い半袖ブラウスの襟ぐりと、そこに結ばれた青いチェック模様のリボンが揺れていた。アナスタシアはまっすぐ永井にむかって大きな早足で近寄ってきた。


アナスタシア「これは、この写真は……アレです。アレなんですよ、ケイ……」
以下略 AAS



387: ◆8zklXZsAwY[saga]
2017/08/12(土) 23:28:37.84 ID:jvW3su8lO

アナスタシアは写真集のページをばっと開いて永井の眼前に突きつけた。


永井「これが?」
以下略 AAS



388: ◆8zklXZsAwY[saga]
2017/08/12(土) 23:31:42.49 ID:jvW3su8lO

美波「えっ……よ、読むの? 圭」

永井「印刷のミスとかがないかチェックしないといけないし」

以下略 AAS



389: ◆8zklXZsAwY[saga]
2017/08/12(土) 23:34:08.77 ID:jvW3su8lO

未央「ああ……うん。これはキツいわ」

智絵理「わたし、家族が自分の歌を口ずさんでるだけでも恥ずかしいのに……」

以下略 AAS



390: ◆8zklXZsAwY[saga]
2017/08/12(土) 23:37:53.69 ID:jvW3su8lO

永井「で、なにが言いたいんだよ?」

アナスタシア「ミナミにカワイイ衣装を着せてください!」

以下略 AAS



391: ◆8zklXZsAwY[saga]
2017/08/12(土) 23:42:12.86 ID:jvW3su8lO

美波「あっ……えっ……」


美波はこのグラビアの過度な色っぽさに説明を試みようとしたが、言葉にはならず息が洩れるばかりだった。一同は美波の呼吸音に顔を上げた。その表情を見た美波はへなへなと元の位置に戻り、ふたたび顔を伏せた。いまにも泣き出しそうな雰囲気があった。実際、うめき声のようなものが聞こえた。
以下略 AAS



392: ◆8zklXZsAwY[saga]
2017/08/12(土) 23:46:49.63 ID:jvW3su8lO

永井「まあ、そろそろ別の路線の仕事も入れるべきかも」


永井がぼそりと言った。
以下略 AAS



393: ◆8zklXZsAwY[saga]
2017/08/12(土) 23:48:21.37 ID:jvW3su8lO
番外編そのA


休憩中、ラウンジの自販機で缶コーヒーを買おうとする永井に、アナスタシアと蘭子が話しかけてきた。

以下略 AAS



394: ◆8zklXZsAwY[saga]
2017/08/12(土) 23:50:10.65 ID:jvW3su8lO

永井は自販機に硬貨を入れて、缶コーヒーを買おうとしていた。 アナスタシアもつられて自販機のラインナップを見ると、新しく並んでいるきな粉味のスタミナドリンクに興味を惹かれた。


アナスタシア「きなこ……」
以下略 AAS



395: ◆8zklXZsAwY[saga]
2017/08/12(土) 23:51:31.84 ID:jvW3su8lO

アナスタシアの背後で蘭子がぴぃっ、とちいさく悲鳴をあげた。アナスタシアも内心穏やかではなかったが、さらに質問を重ねた。


アナスタシア「……きらい、なんですか? 博士のこと……」
以下略 AAS



396: ◆8zklXZsAwY[saga]
2017/08/12(土) 23:53:38.47 ID:jvW3su8lO

自販機の硬化投入口の横の電光板がちかちら光っていた。四桁の数字が揃い、当たりの表示がされている。
アナスタシアは思いきってきなこ味のスタミナドリンクに人差し指を伸ばした。これを話題にして、果敢にも凄まじく居心地の悪いこの場の空気をすこしでも良くしようとしての行動だったが、先に永井の指が音もなく伸び、同じ缶コーヒーのボタンを押した。

取り出し口に手を伸ばす永井を見下ろしながら、アナスタシアはいじけたようにボソッとつぶやいた。
以下略 AAS



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