386: ◆8zklXZsAwY[saga]
2017/08/12(土) 23:26:37.34 ID:jvW3su8lO
アナスタシアはここまで急いで走ってきたのか息を切らしていて、呼吸をするたびに学校指定の白い半袖ブラウスの襟ぐりと、そこに結ばれた青いチェック模様のリボンが揺れていた。アナスタシアはまっすぐ永井にむかって大きな早足で近寄ってきた。
アナスタシア「これは、この写真は……アレです。アレなんですよ、ケイ……」
アナスタシアの声には動揺が現れていた。
永井「ちゃんと閉めろよ」
永井はアナスタシアが入ってきたドアを見ながら言ったが、アナスタシアは聞いてないようだった。永井は席を立ち、ドアを閉めにいった。アナスタシアはふるふる震える両手で持った写真集に視線を落としたまま永井を追うと、さっきの絞り出すようなか細い声から一転し、急に大きな声をあげた。
アナスタシア「ミナミがセクシーすぎます!」
美波「アーニャちゃん!?」
永井「うるさい」
アナスタシア「見てください、ケイ!」
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