【蒼の彼方のフォーリズム】【オリキャラss】 蒼の彼方に光が見えた
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36: ◆oUKRClYegEez
2017/01/07(土) 15:37:02.46 ID:e1fpQld00
洸輝「試合は海でやるんだよな?」

 内陸部はどうしようもないこともあり、大きめの湖や池でやるらしいが、それもない場所ではどうしても普及が滞りがちだ。俺の地元がそうだったように。

詩緒「ええ。でも練習だけなら体育館でもできるし、むしろかなりの学校がそうじゃないかな。有名な例外は四島列島のFC部かな。あそこはグラシュの規制が緩くて、許可なしでも海で飛べるから」
以下略 AAS



37: ◆oUKRClYegEez
2017/01/07(土) 15:44:23.32 ID:e1fpQld00
詩緒「最初は腕を広げてバランスを取るように。絶対にパニックになる。だから、もしものときは大の字になりなさい」

 詩緒が両手を広げ、足も開脚した状態を見せる。

 その体勢を戻して、詩緒は続けた。
以下略 AAS



38: ◆oUKRClYegEez
2017/01/07(土) 15:45:43.48 ID:e1fpQld00
 覚悟を、決めた。否、違う。

 飛びたい。その思いが、今やっとかたちになることに、狂気に近いほどの喜びを覚える。

洸輝「ぃよしっ……! FLY!」
以下略 AAS



39: ◆oUKRClYegEez
2017/01/14(土) 16:45:48.55 ID:3fVOm7Qq0
洸輝「うおおおおぉぉぉぉ!?」

 縦回転横回転。

 ぐるんぐるんぐるん。目が回る回る回るまわr……。
以下略 AAS



40: ◆oUKRClYegEez
2017/01/14(土) 16:46:37.45 ID:3fVOm7Qq0
 詩緒と俺は体育館の床に降り、もうほぼ完全にマネージャーに溶け込んだ瀬良から紙コップに入った水をもらっていた。

 他の部活見学者は空中でフラフラしたり、浮かび上がったことに驚き、感動していたりする。

洸輝「ありがとう、瀬良」
以下略 AAS



41: ◆oUKRClYegEez
2017/01/14(土) 16:47:08.69 ID:3fVOm7Qq0
洸輝「あっ……ごめん悠佳」

 パッと手を離す。

悠佳「ううん、いいよ」
以下略 AAS



42: ◆oUKRClYegEez
2017/01/21(土) 22:31:59.45 ID:rk9WrJwV0
 その後、三平は「俺にはやっぱ無理だった……。スポーツ少女ハーレムの夢は……お前に託すぜ洸輝……!」と言い残して、黍斗のいる食研に向かった。

 なにが「スポーツ少女ハーレム」だよ。まじめに部活やるっての。

 三平のことからもわかるように、半数以上は飛んでみたかっただけの人たち、残りのほとんどはそうそうに飛ぶことの難しさにFCを諦めたらしい。
以下略 AAS



43: ◆oUKRClYegEez
2017/01/21(土) 22:34:05.04 ID:rk9WrJwV0
>>42 修正・最終行

 目がマジだった。目力で人を殺しかねないほどの鋭さだ。



44: ◆oUKRClYegEez
2017/01/21(土) 22:40:46.38 ID:rk9WrJwV0
理亜「私達……少なくとも今ここにいる人たちはみんな、FCをやりたくて部活をしています。君が部活に入ることには私たちは決して異を唱えません。しかし、初心者がいきなり練習に入るとどうしても、すでにやっている人の邪魔になります。どころか、FCはスカイスポーツ。空中で何かあった後では対処できません」

洸輝「……確かに、そうですね」

 FCで使うグラシュ、その仕組みはアンチ・グラビトン――反重力子だ。
以下略 AAS



45: ◆oUKRClYegEez
2017/01/22(日) 21:55:07.01 ID:RWFuitKW0
悠佳「そうそう、そうやってまっすぐな体勢で……前進してみようか。徐々に前に体を傾けていって」

洸輝「こうか?」

 ゆっくりと体を傾けると、ゆっくりと前方向に加速を始めた。
以下略 AAS



46: ◆oUKRClYegEez
2017/01/22(日) 21:57:06.02 ID:RWFuitKW0
悠佳「私は、ないかな」

洸輝「うん……。さっきいたあいつら、三平と黍斗にも話したけど、同意はもらえなかった。俺の親もそうだった。たぶん、普通の人はわざわざ気にするほどのことでもないんだと思う」

 悠佳があいずちを打った。俺は続ける。
以下略 AAS



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