【蒼の彼方のフォーリズム】【オリキャラss】 蒼の彼方に光が見えた
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36: ◆oUKRClYegEez
2017/01/07(土) 15:37:02.46 ID:e1fpQld00
洸輝「試合は海でやるんだよな?」

 内陸部はどうしようもないこともあり、大きめの湖や池でやるらしいが、それもない場所ではどうしても普及が滞りがちだ。俺の地元がそうだったように。

詩緒「ええ。でも練習だけなら体育館でもできるし、むしろかなりの学校がそうじゃないかな。有名な例外は四島列島のFC部かな。あそこはグラシュの規制が緩くて、許可なしでも海で飛べるから」

 なんでも、ここ高藤でもヨット部なんかの使っている海を土日に使わせてもらっているそうなのだが、平日や夏のシーズンにはどうしても許可が下りず体育館になるのだとか。夏は暑そうだな……。

 そんな雑談をしながら、俺はグラシュを履き、スイッチを入れる。

 きゅううううん

 という駆動音とともに、グラシュが起動し、その証に両足のグラシュから羽を模した光が生まれた。

洸輝「おおお……!」

 初めてのグラシュ起動。足に羽が生える、その視覚的実感。興奮しないわけがない。

詩緒「まだ早いわよ。浮いてすらいない」

 そんな俺を見て詩緒は言ったが、ニヤついているのはかつて自分もそうだったからだろうか。


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